Atelier RIRI

ー　物語　ー

苦しくて、苦しくて、もうどうしていいのかわからなくて、助けて！助けて！嘆いていると、私に美しい光の手が差し出された。
私があなたを救います。私の手を取りなさい。
あなたは誰？
私はマザーテレサですよ。地球で、マザーテレサとして生きたことがあるわ。
私は救われたい。救われたいの。このカラカラになった心を。
もちろんです。私の救済を受け取りなさい。私の元においでなさい。
充分に育つまで、回復するまで、私の元にいなさい。
私の元にいていいのですよ。
差し出されたマザーテレサの手をそっと握ると、私は美しい光の空間へと導かれた。
心地よく、安心感があって、施設のようで、とても自由で活動的な感じがする。
多くの魂がこの空間にいる。
ここはどこ？
私の活動の拠点よ。救済のサークルと呼んでいるわ。
私はここでどうしたらいいの？なにをしたらいいの？
あなたは、あなたのままでいいのよ。
私のまま？
そうよ。何者でもない。あなたのでいいの。
私のまま？
そうよ。あなたのままでいいのよ。何者かになる必要はないの。あなたはあなたなのだから。
でも、よくわからないや。
あなたはわかっていますよ。ほら、ここで。（ハートに手を当てて）それに素直になってこらんなさい。
うん。
難しく考えちゃダメよ。ここに素直になったら、ほら、もう知ってる！もうわかっているでしょ？
うん。もうわかっちゃった。
そう。それでいいのよ。とても簡単なことなのよ。素直になれは。
うん。でも、それでいいの？
いいのよ。それで。どんなこともハートに素直になってごらん。
私、愛されたい。愛が欲しいの。抱きしめて欲しいの。そっと私を抱き上げ子供をあやすように、
ほら、もう安心よ。あなたは愛されているのよ。私の愛の中で、あなたが充分と思うまで愛を受け取りなさい。ずっとあなたを抱きしめているから。大丈夫よ。
いいの？邪魔じゃない？嫌じゃない？
あなたと一緒の時間は、私もとっても幸せですよ。こんなにも愛おしいあなたを抱きしめて、私は幸せですよ。
ずっとここにいていい？ずっとあなたの側にいていい？
もちろんですよ。あなたが充分と思うまでここにいていいのですよ。私の胸の中にいていいのですよ。

どれくらいだろう。私がマザーテレサの胸に抱かれていたのは。
何度目だろう。私がマザーテレサの胸に抱かれに行ったのは。
カラカラに乾いてしまっていた私の心に愛を取り戻すのに、何度も何度もマザーテレサにお願いをした。
母に抱きしめて欲しかった幼少期の私を思い出しながら、あの頃に充分に経験できなかったことを求めて。
子供がママ～と抱きつくのと同じように、マザーテレサのもとに行っては抱きついた。
ある時から、自分の変化に気がついた。
心が満たされはじめてきていることを。
そして、何かをやりたいとウズウズしはじめてきていることに。
新しい一歩を踏み出そうとしていることに。

マザーテレサ 救済のサークル

慈愛と救済のエネルギーに包まれた、再生のサポートをしている空間。
苦悩に満ちて身動きが取れなくなってしまった人々へ、マザーテレサが愛の光の手を差し伸べている。
その手はまさに、闇のカオスに迷い込んでいる人への一筋の光。
マザーテレサの手を握った瞬間から広がり出す光の道筋。
この空間では、病院で病気を治すのと同じように、あなたが迷い込んでしまっている何らかの闇（問題）からあなたを救い出すために様々なことが行われます。
休むことをする人もいれば、傷をやすことをする人もいる、愛を受け取る人もいれば、自信や勇気を持つ人もいる。
トレーニングのように、コミュニケーションの練習をしたり、人助けの方法を学んだり、これからやろうとすることの模擬的なことをする人もいます。
古い自分から新しい自分へ移行するプロセスのサポートがこの空間で行われています。
それがマザーテレサの救済（再生）の活動です。