ワット プラ マハタート (Wat Maha That)世界遺産
アユタヤではじめて訪れた場所がここ。
なんとも言えない歴史的なエネルギーを感じる。
戦争の敗北による悲しみや苦しみというエネルギーではなく、力強い生命力や信条心が根強く生きている。
静かだが力強くしのエネルギーが流れている。
その中でも、侵攻の時に切り倒された仏頭が、長居年月をかけて、自然と木に包み込まれていること。
その表情は変わらず平安で、優しい表情を浮かべている。
『許し』
私が思い浮かんだのは、まさに『許し』だった。
無惨な歴史も許す心。
それを伝えているんじゃないかと感じた。
ワット プラ ラム(Wat Phra Ram)
なんだか気になるけど、ここがどこかよくわからず後側からウロウロしていた私。
入口が見つかるまでに、ワット プラ シー サンペットに立ち寄り、エレファントパレスでゾウに乗って、その帰り道にやっと見つかった!
ゾウに乗ってもここに来たんだけどね(笑)
見たいと思っているところ、私に必要なところには必ず辿り着けるように力を貸してもらっているように感じる。
全く知らない土地で、どのくらい離れていて、どのくらいでたどり着くなんてわからない。
でも、今日までこうやって寺院巡りできているのは、神のおかげなんだろうなぁ。
神の声を聞き、今に生きる。
それが私を導く。
ここは遺跡となっているが、やはり神の息吹を感じる。
タイの人々の信条がその息吹が消えない秘訣なんだろう。
ワット プラ シー サンペット(Wat Phra Si Samphet)世界遺産
アユタヤはビルマ軍が侵攻し、破壊した寺院の遺跡ばかりだから、やっと寺院に来た!って感じがする。
タイの野外は暑すぎて、ゆっくり仏陀と向き合う気力と体力を奪う。
なので、建物の中にあるだけで心が救われる。
ゆっくり話をするつもりが、次行くところがあるんでしょ。
早く行きなさいって(笑)
確かに!
ゾウに乗る予定なんだよ(笑)
その閉店時間がそろそろ迫っていたので、ソワソワしていたのを見透かされたような。
そんな会話もまさにその通りで、のんびり話す時、じっくり話す時、ちょこっと話すだけで十分な時、神は私の時間をとても尊重してくれる。
ワット ラチャ ブラナ(Wat Ratcha Burana)世界遺産
多くが破壊されているが、寺院が広大だったのがわかる。
そして、多くの仏像が祀られていたのだろう。
ここは清々しく気持ちのいいエネルギーが流れている場所だった。
気温さえ・・・低ければ・・・半日くらいのんびり過ごしたいようなところ。
タイは暑さとの戦い。
これが一番リアルな問題のような気がする(涙)
さらに、ここではタイ最古の壁画が見れる・・・って!!ここコウモリの巣になってるじゃん!!!
カメラの光に反応してコウモリがパタパタ飛び交ってるし。
怖くて壁画を見るどころじゃない。
怖いもの知らずの男性以外は、みんなそそくさと退散する(笑)
ワット ナーブラメーン ラッチャーラーム
ぷらっと寄り道で立ち寄った寺院。
小さな寺院なんだろうが、本堂に1歩入ると品の高さを感じられる。
私の好きな色使いだからかもしれないけれど(笑)
こんな寺院が近所にあったら、カフェに行くように立ち寄るんだけどなぁ。
ここで気がついたことがある。
タイに来てから自分を責めることをしてない!!
毎日、必死なのもあるけれど、今に生きているから、自分を責めることがないんだと感じた。
同時に、あれこれ考え過ぎて実行できない、やろうとするとブロックに負けてしまうようなこともなく、気持ちよく、ワクワクしながら日々過ごしている。
ブロックを超えて、思考を超えて生きている。
そんなことに気がついた。
ワット ロカヤ スター(wat Lokkaya sutha)世界遺産
あれ!ここ!?というくらい、ポツンと昼寝をしているかのように佇む?寝ている?(笑)涅槃仏。
タイに来てから、涅槃仏に惹かれている私に・・・あれ?って思いを抱かせつつも、青空の中堂々と寝ている涅槃仏に面白さを感じた。
あれ?っていうのも、私が勝手に大きな寺院にあると思い込んでいたことからなんだけど。
遺跡となっている背後の寺院が本来の姿を残していたら、どんなだっただろう・・・。
ワット チャイ ワッタナーラーム(Wat Chai Watthanaram)世界遺産
アユタヤに来てから、たくさんの仏陀を見てきた。
そのほとんどが、頭部を切り落とされた仏陀。
戦争が起こった時、「そこに生きる人々の信条を砕くことこそ勝利に向かう」というのが頭をよぎった。
当時のことはわからないが、その信条を砕くことはできなかったことを歴史は語っている。
タイの人々とは今でも信条深く、あらゆる寺院を訪れながら祈り感謝をしている。
その姿を見ると、タイの人々の信条の強さを感じずにはいられない。
このような遺跡が残っているからこそ、きっと、タイの人々も戦争は望まないだろう。
多くの人々が戦いを望まないことを祈る。
平安を生きる時代こそ、人々が望む道だと願う。
ワット ヤイ チャイ モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)
アユタヤ遺跡の中でも、少し離れたところにあり、暑さで少しくらくらしていた私には、諦めようかなぁ・・・と頭をよぎっていた。
途中でココナツスムージーみたいなの飲んで、休憩したら行ける気がして頑張った。
その甲斐あって、来てみるとやっぱり来てよかったと思う。
今まで見てきた遺跡と比べて、綺麗に残っている寺院で、大仏塔を登ることができるが・・・階段が急すぎて怖い(涙)
そこから見渡す景色は気持ちよく、心を奪われる。
今の時代は、高層ビルや高層マンションが当たり前に立ち並んでいるけれど、この遺跡が全盛期の頃は、仏塔の高さは人々の意識を高めてくれる役割があったんだろうと思う。
高いところから見渡せば、気が付かなかったことが見える。
違う世界を知ることができる。
寺院によって個性があるけれど、ここは意識を高めてくれる神聖な場所なんだと思う。
RIRI