魂の旅カミーノ巡礼者の1日はどんな感じでしょう?
毎日20 〜30キロくらい歩く日々。
朝5時〜8時くらいから歩き出し、14時〜15時くらいにアルベルゲに到着し、22時に消灯。
巡礼者の1日はとてもシンプルであり、たくさんの愛と感謝の連続です。
起きる時間は何時!?出発時間は何時!?
早い人は、5時くらいに起きて、5時30分くらいに出発します。
多くの人が7時〜8時の間に出発しています。
理由は2つあります。
1つは、アルベルゲのチェックアウトが8時ということ。
もう1つは、午後1時〜3時くらいのスペインは灼熱の太陽が燦々としています。
7月〜8月のシーズン中は、この時間に歩くと体力消耗が激しいです。
なるべく涼しい時間に歩くようにしています。
また、シーズン中のフランス人の道は、多くの人が歩きますのでアルベルゲも早い者勝ち。
希望のアルベルゲをキープするために、早い時間から歩く人もいます。
朝食はどうしてる?
多くの人がカフェを利用しています。
早朝からカフェがオープンしているので安心してください。
3〜4€くらいでコーヒーとパンを食べれます。
宿泊した町のカフェ、または1つ先の町まで歩いてからなどその時々です。
町にカフェがない場合もあるからです。
前日にパンやビスケットなどを買っておいて、アルベルゲのキッチンで簡単な朝食を取る人もいます。
アルベルゲで朝食を提供しているところもありますが、前日の受付の時に予約をしなければなりません。
朝食付き(3€くらい)にするかを受付時に聞かれます。
なにも聞かれないところは、朝食はありません。
黄色い矢印に沿って歩いていく
スタートの町からサンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂まで、黄色の矢印が私たちを導いてくれます。
「道路」「木」「壁」「看板」「石」などあらゆるところに矢印がありますので、矢印を見つけながら歩いていきます。
迷子にならない程度の距離に矢印がありますし、分かれ道や交差点などには必ずありますので大丈夫です。
メジャールートとマイナールートに分かれているところもあり、どちらに進んでも再び同じ道に戻ってきますので好きな方を選んで大丈夫です。
サンティアゴまでの距離が記入されている時もあります。
残り100キロ地点は人気ですね。
1日に歩く距離は!?
だいたい20〜30キロくらいです。
フランス人の道を31日で歩く場合は、30キロ近く歩く日が増えます。
34日で歩く場合は、25キロくらいかと思います。
どの町に滞在したいのか、観光したい町、町と町との距離、アルベルゲ、旅仲間との出会いなど、自分にあったプランを立てていきます。
巡礼前に大まかなプランを立て、現地で調整していくといいでしょう。
休憩は?トイレは?1日何回カフェを使う!?
歩いている場所によって、数キロおきに町があり、カフェがある時もあれば、次の町まで10キロ以上離れている時もあります。
12キロほどカフェもトイレもない道を歩かなければならない場所もありますので、水分補給など自己管理が必要になってきます。
このような情報は、巡礼の旅仲間たちとコミュニケーションをとっていれば自然と入ってきます。
Buen Caminoのアプリを活用し、町のカフェ情報をチェックしながら歩きましょう。
町のカフェでは、トイレを使わせてもらい、コーヒーやビール、ジュースなどを飲みながら休憩します。
軽い軽食、ランチをすることもありますし、目的地のカフェでは飲み会がはじまったりします。
ペリグリーノメヌーを提供しているところも多くありますので夕食にも利用します。
1日に3〜4回カフェにお世話になります。
多い時は5回くらいカフェに立ち寄ってます(笑)
コーヒーが1.75€くらい、ビールやワインも同じくらい。
¥200〜¥250くらいでカフェ休憩できますので、たくさん通っても負担にはならないかなと思います。
ペリグリーノメヌーが10€くらいです。
ペリグリーノの生活は、カフェとアルベルゲに支えられています!
アルベルゲでどう過ごす?
アルベルゲに着いたら、クレデンシャルとパスポートを提示してチェックインをします。
自分のベッドを確保したら、あとは自由です。
シャワーを浴びて、洗濯をして、食事をします。
食事は、カフェで取る人と自炊する人がいます。
カフェでいつでもペリグリーノメヌーを出してくれるところもあれば、18時からなど指定があるところもあります。
カフェのメニューが充実しているところもあります。
ー ペリグリーノメヌー 10€くらい ー
前菜:サラダ・スープ・パスタ
メイン:肉・魚 (パンがついてくる)
デザート:ヨーグルト・タルタ デ サンティアゴ
飲み物:ワイン・水
だいたいこんな感じで1品ずつ選びます。
自炊する場合は、スーパーに食材を買いに行きますが、ほとんどの町のスーパーは、小さな日用品屋さんみたいな感じで、2時〜4時がシエスタになります。
巡礼に必要なものは、どこかしらで手に入りますが、日本のようにコンビニがあり、なんでも手に入るようなことはありません。
自炊しなくとも、明日のお水、クッキー、バナナなどをスーパーに買いにいきます。
最低限のことを済ませたら、情報交換したり、プランを立て、読書、SNS、昼寝など自由に過ごしています。
たっぷり時間があるようで、あっという間に寝る時間になってました。
アルベルゲの消灯は22時です。
町の観光はできる!?レストランの食事は!?
小さな町は、数百メートルしかなく、アルベルゲしかない、アルベルゲとカフェしかないようなところもたくさんあります。
このようなところでは、静かに自然の中でゆっくり休むといいでしょう。
ブルゴスやレオンのような大きな街では、大聖堂、博物館、跡地などの観光、美味しいレストランでの食事を楽しめます。
2連泊する人も多く、巡礼休暇しつつ街探索。
これも楽しい時間になります。
スペインのレストランのディナータイムが20時くらいからで、ペリグリーノの生活リズムに合いません。
ただ、カフェで同じようなものを毎日食べますので、大きな町では、いつもと違う食事を楽しむほうがいいかもしれません。
町探索も体力勝負です(笑)
30キロ近く歩いて、元気よく町を歩き回るのはかなりキツイ。
この辺りも計画的な巡礼プランを。
朝起きて、歩いて、歩いて、歩いて、寝る。
とってもシンプルな1ヶ月ですが、ここを訪れ歩いているペリグリーノひとりひとりにドラマがあります。
魂に必要なことしか起こらない!
それもガイドたちが見事な計画をしてくれている。
魂のための旅。
いつかみなさんをファシリテートするのが今の夢です。
Buen Camino!!
RIRI