はじめてインナーチャイルドに会う時、出会えているのかよくわからなかったり、コミュニケーションが取れなかったりします。
個人セッションの中で、インナーチャイルドのワークをやることがとても多いです。
毎回のようにインナーチャイルドのワークを組み合わせるのも、それだけ子供の頃に傷を負っていてそのままになってしまっているからです。
あなたが当たり前のように感じている「むなしさ」「空虚感」「寂しさ」「孤独」「愛されていないという思い」「消えてしまいたい」「楽しいことがない」「無気力」というようなこと。
インナーチャイルドが傷ついた時から感じ続けていることは、長年当たり前のような感覚、いつも湧いてくる感覚として持っています。
それがあなた本来の感覚や感情、能力や魅力、輝きを失わせてしまっているから、それを取り戻すために、インナーチャイルドに働きかけます。
インナーチャイルドと出会うためには、あなたの準備が必要です。
大人になったあなたが傷ついた子供を抱きしめてあげる、その傷に向き合う勇気です。
傷ついたあなた(インナーチャイルド)を見てあげるのか、それとも今までのように見て見ぬふり、気がつかないふり、傷をなかったことにするのか。
あなたがインナーチャイルドを癒す準備ができると、インナーチャイルドに出会えるようになります。
インナーチャイルドをハッキリと子供のように見える必要はありません。
光のようだったり、なんかいるという感覚だったり、見えないけどこんな感じがするという感じが多いでしょう。
それだけで十分に癒していくことができるます。
インナーチャイルドに出会ったのに、「よくわからない」「話しかけても答えてくれない」「無反応」「ムスッとしてる」「いじけてる」ということがとてもよくあります。
傷ついて、苦しくて、何度も何度も助けて欲しい!とインナーチャイルドは叫んでいました。
あなたにSOSを出していたけれど、あなたも子供だったので対応できませんでした。
大人になってからも、インナーチャイルドの存在を知らないから、SOSに対応できないまま長い時間が経ってしまっている間に、インナーチャイルドがいじけてしまいます。
「また私のこと無視した」「また助けてくれない」「あぁ、もう何を言っても無駄」「謝ってもゆるさないもん」「絶対口聞かないんだから」「私はひとりでいいもん」「無視!無視!」
まるで子供がいじけているのと同じようにインナーチャイルドはいじけています。
このいじけ方は、あなたそっくりです(笑)
インナーチャイルドの存在を知らなかったとしても、長年無視してきてしまったのは自分です。
誰だっていじけたくなりますし、無視していた相手に急に話しかけられても心を開いてくれません。
いじけているインナーチャイルドに何度も会いにいき、何も話さなくとも隣に座り、一緒にいてあげる。
あなたの誠意が伝われば、インナーチャイルドも少しずつ話しをしてくれ、心を開いてくれるようになります。
インナーチャイルドにも時間をあげてください。
インナーチャイルドのコミュニケーションや癒しは、最初の頃がとても大変です。
よくわからないし、どうしたらいいかわからない最初の頃こそ、忍耐です。
根気強く、そして、優しくインナーチャイルドに会いにいき、話しかけてあげることを繰り返しながら、少しずつ心を通わせていきます。
何度もやっていると、インナーチャイルドと仲良くなっていきます。
インナーチャイルドは癒される度に、助けてもらう度に、あなたを信頼し、素直になり、とても柔軟に対応してくれるようになります。
喜んであなたに協力し、すんなりとゆるすことをしてくれます。
あなたが本当に好きなこと、やりたいことはインナーチャイルドも同じように大好きでやりたいことです。
ワクワク、好奇心、やる気や情熱が湧き上がり、私もやる!私と一緒にやろうね!と力を貸してくれます。
いじけているインナーチャイルド。
本当はあなたを求めています。
閉ざした心と寄り添ってあげる時間が必要なだけです。
ほとんどの人がこのいじけたインナーチャイルドからはじまります。
RIRI