私が「聖なる予言」を初めて手にしたのは、専門学校に通っていた頃か卒業した頃だったと思う。
この頃の私は、長編小説が大好きで、上下巻になっているものやシリーズになってるくらいの物語を読むのに夢中だったのに、この本だけは読み進めることができなかったのを覚えている。
最初はVOGUEかなんかのファッション雑誌に紹介されていて、最先端の人はこんな本を読んでいるんだと知って、それから本屋で見かけるたびに気になって、でもなかなか買う気になれなくて、やっと買ったと思ったらぜんぜん読めなかった。
断捨離や引越しをする度に、たくさんの本を手放していったが、なぜかこの本だけは捨てることができず持っていた。
何年もの間、本棚で静かに眠っていた。
スピリチュアルなことに本格的に興味を持ちはじめた時、本棚にある「聖なる予言」が妙に気になるようになった。
本を手にとりペラペラめくると、挟んであったしおりがたった数ページのところにあった。
もっと読んでいたと思ったのに(笑)
数年ぶりに手にした「聖なる予言」をようやく読み始めると、面白いくらい私が知りたかったことが書かれていた。
夢中になって読みながら、スピリチュアルな世界に夢中になっていった。
この本にある予言を1つ1つ理解しようと必死になって、実生活に取り入れていった。
光を見ることをバカみたいに何度もやってみたし、植物のエネルギーを見たくて、この頃からハーブや植物を育てるようになった。
場のエネルギーが、本に書いてあることを助けてくれると信じて、家を綺麗にし、浄化をし、いいエネルギーを取り組むことを心がけるようになった。
シンクロニシティとはなにか。
偶然の一致にも夢中になって、自分に起こる偶然の一致、つまり必然を学んでいった。
どうやって自分に必要なことを引き寄せていくのか、どうやって偶然の一致を次々と起こしていくのか。
私自身を苦しめていたサイキックスポンジ体質。
それがエネルギーの奪い合いから起こっていることも、この本から深く学んだことを覚えている。
聖なる予言を読んでいなければ、どのようにエネルギーが人々の間で動いていて、それがどんな影響を及ぼしているか理解できなかったかもしれない。
この本を何度も読みながら、私は聖なる予言のステップを1つ1つ実践していった。
今では当たり前になっていることのベースがこの本に詰まっていて、久しぶりに読み返しながら大切なステップを思い出している。
1つ1つ確認しながら、ちゃんとできてるかな?理解してるかな?活用できてるかな?と。
この本が教えてくれたことは、新しい時代の生き方や霊的な進化のステップだけでなく「弟子の準備ができた時に、師が現れる」ということだった。
スピリチュアルなことを学ぶ準備ができていなかった頃の私には、この本を読み進めることすらできなかった。
自分の準備ができていなければ、新しい知識を得ることも、理解することもできない。
自分の準備ができてようやく、新しいことを学べることを。
自分に必要な本、知識、サポート、仲間、師匠が現れることがわかった。
答えを求めるのでなく、1つ1つ人生の中で実践していかなければ、自分に必要なものはやってこないことを学んだ。
私にスピリチュアルに生きることの基本を教えてくれた「聖なる予言」を多くの人に読んでもらいたい。
出版されたのは、20年以上前かもしれないが、ここに書かれている叡智は今でも輝いている。
この本はただの物語ではなく、これからの時代の生き方を教えてくれているのだと思って読んでみてください。
RIRI
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