人は自分が見たいように物事を見ている

あなたは自分が物事をどのように見て、どのように受け取っているかを考えたことはありますか?
あなたが思っているよりも、人は人生経験の中でたくさんのフィルターを作り上げています。
人生経験の中で物事を見て、判断をして、受け取っています。
それを瞬時に行っているため、自分がフィルター越しに物事を見ていることに気が付きません。

例えば、はじめてスノーボードをやった時に、初心者なのにノリで上級者コースに行き、派手に転び、怪我をしたとしましょう。
若い頃の軽いノリだったかもしれませんが、思った以上に衝撃を受けている場合もあります。
この経験から「スノーボードは危ないものだ」「チャレンジはするものではない」「初めてやるものは失敗する」「失敗したら笑われる」「軽い気持ちでやると痛い目にあう」「冬はいい思い出がない」「雪は怪我する」「高いところは嫌い」このようなフィルターを作ってしまう可能性があります。
このようなフィルターは、スノーボードといえば「危ないもの」と見えるようになります。
危ないものに見えれば、それをやろう、楽しもうという気持ちは湧きにくくなります。
新しいことをやろうとしても「初めてやるものは失敗する」というフィルターがあれば、新しいことをやるなんて無謀だ、失敗するならやめておこう、いい結果なんて出るわけない、馬鹿らしいことになってしまいます。

このように、自分の経験から自分なりのフィルターを作り、そのフィルター越しに物事を見ています。
全てにこのようなフィルターがあるとは限りませんが、あなたにいくつものフィルターがあることは確かです。

あなたがあるがままに物事を見る、物事の本質を見ることをしたいのなら、このフィルターを取り除かなければなりません。
色眼鏡で見ているようなものですから。
あなたが自分のフィルターに気が付き、フィルターを外していきましょう。
あなたがあるがままに物事を見ることができるようになった時、あなたはあるがままに物事を受け入れられるようになるでしょう。
ジャッチすることなく、ただただそれが在るということを。
あなたが物事の本質を見ることができるようになった時、あなたは自分の人生の本質を見ることができるようになるでしょう。
自分を知り、世界を知り、そこにある本質からたくさんのことを学びます。

あなたは自分が見たいように世界を見ています。
あなたがあるがままに見ようとしたら、違う世界が見えてきます。
あなたが物事の本質を見ようとしたら、世界はとてもシンプルに見えてきます。

愛と光の中で
古のラマ僧 TOSHA
チャネリング RIRI

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