カミーノ デ サンティアゴ巡礼に本当に必要な持ち物

サンティアゴ巡礼に行こう!と決めたけど、なにを持って行ったらいいのかわかりませんよね。
実際にフランス人の道を歩いた経験から、本当に必要なものをリストにしました。
重たいバックバックを背負って毎日20〜30キロ歩くことになるので、荷物の重量はとても重要なポイントになります。
女性は、7〜10キロ程度、男性は8〜13キロ程度がいいようです。
日本でまとめた荷物が7キロでも、水や食料を持ち歩くので、実際歩くときは1〜2キロプラスされます。

私の経験上、巡礼の荷物は出発前にしっかり用意した方がいいと思います。
持って行きたいけど、どうしよう・・・というものは、捨てる覚悟で持っていく感じがいいです。(いらなかったものを郵便局で日本に国際郵便するのもあり)
巡礼中は、コンビニ感覚でいつでも気軽に買えるなんてことがありません。
コンビニを見ることはありませんし、やっとあったお店に欲しいものがあるとも限りません。
長い道のりで巡礼路から外れるなんて誰もしたくありません(笑)
田舎道を歩いていることがほとんどで、数キロ先までなにもない!ことがほとんどですので、出発前にしっかりと荷造りをしておきましょう。

靴とバックパックは、しっかりしたものを買った方がいいでしょう。
歩く旅なので靴は非常に大切ですので、歩きやすく、しっかりしたシューズにしましょう。
バックパックは、少し高価ですがアウトドアブランドもので、腰でしっかり留められるものを選びましょう。
同じ重さでも、背負った時の負担がだいぶ違ってきます。
マメ防止には、5本指靴下がベストだと思います!

巡礼のスタイルによって、荷物はいくらでも少なくできます。
巡礼仲間たちで助け合い、貸し借りをすることが何度もありますが、みんなそれぞれ自分の旅のために荷物を背負っていると思ってください。
巡礼の旅をしながら「これだけあれば生きていけるんだな」って思わされます。

 

 

必需品

巡礼に絶対必要なものです。
必要になったら買おうと思わないでください。
なくても巡礼できるかもしれませんが、かなり不自由するものです。

 

パスポート
出入国に必要ですし、アルベルゲに宿泊時にもパスポートの提示があります。
パスポートがなければ、巡礼ができなくなりますので、管理にも気をつけましょう。
出国がスペインであれば、出国時に有効期限が3ヶ月以上必要になります。

 

クレジットカード・現金
現金は、5€、10€、20€札をメインにし、大きなお札は50€札までにした方が使いやすいです。
ほとんどのアルベルゲ、カフェの支払いは現金です。
一部の私営のアルベルゲ、大きな町のバルやカフェ、スーパーではカードが使えます。
旅の費用すべてを現金で持っていく人は少ないと思います。
途中でクレジットカードでキャッシングをすることになる、万が一のためにも、クレジットカードは数枚持っていくといいでしょう。
海外保険が付いている「エポスカード」は必須。
ソニー銀行のデビットカードはスペインでも使えますので安心&便利です。

 

クレデンシャル(巡礼者手帳)・ホタテ貝
アルベルゲに宿泊する時、毎回クレデンシャルとパスポートを見せてスタンプを押してもらいます。
巡礼者の証明、身分証であり、巡礼証明書をもらう時にも必要です。
ほとんどの人がスタートの町の巡礼事務所(3ユーロくらい)で発行してもらいますが、不安な方、日本オリジナルデザインのクレデンシャルが欲しい方は、事前に「カミーノ友の会」で発行してもらいましょう。
巡礼者のシンボル(お守り)でもあるホタテ貝は、巡礼事務所、雑貨屋など現地で手に入ります。
ホタテ貝は、必需品ではないかもしれませんが、やっぱり身につけていたくなる必需品かなと思います。

 

バックパック(カバー)
30L〜40Lのバックパックがおすすめです。
バックパックに付属しているかと思いますが、雨除けのカバーも持っていきましょう。
雨の日にバックパックの中が濡れてしまうのはキツイです。

 

トレッキングシューズ
登山向けの高価なトレッキングシューズは必要ありませんが、歩きやすい靴を用意した方がいいです。
ハイカット、ローカットどちらでも大丈夫です。
自分の足にあって、歩きやすいシューズでなければ、日々の疲労が倍増する可能性もありますし、足を痛めリタイアしてしまうことすらあります。
巡礼は足が命です。

 

ビーチサンダル・軽量なサンダル
アルベルゲ内、スーパーなど買い物に行く時などに使います。
トレッキングシューズ(巡礼で履いている靴)のままアルベルゲ内に入ることはできません。
シャワールームにも履いていきますので、ビーチサンダルの人が多いです。

 

レインコート・レインパンツ
バックパックまで覆えるポンチョタイプがおすすめです。
フランス人の道など35日ほど巡礼をするのなら、数日雨の日があってもおかしくありません。
日本のように雨が降ったらビニール傘がすぐに手に入る!なんてことはありません。
旅の途中で手に入れるのは非常に困難なものだと思っていましょう。
雨の日は、濡れたものは乾きませんし、寒いし、乾燥機は長蛇の列です。
長旅になりますので、体調管理はとても大事ですし、スペインの朝晩は冷え込みます。

 

貴重品用ウエストポーチ
現金、クレジットカード、パスポートなど貴重品の管理を徹底しましょう。
使わない分の現金、予備のクレジットカードは、貴重品ポーチでずっと身につけていましょう。

 

寝袋
アルベルゲのベッドには、掛け布団がありません。
ベッド、清潔なマットレスと枕(ない時もある)があるだけなので、寝袋や掛け布団になるものを持参しなければなりません。
アルベルゲによって、ブランケットを貸してくれますが、数に限りがある(早い者勝ち)、コロナの影響で貸し出していないことがありますので、貸出品はおまけくらいに考えておきましょう。

 

ビニール袋・ジップロック
雨などで濡れない様に、バックパックに入れているものは、ビニール袋に入れて仕分けしてしまいましょう。
休憩中に食べたもののゴミなどを入れる様のビニール袋、シャワールームに持っていく荷物を入れるビニール袋、買った食材をいれるビニール袋など、いろんなところで使います。
ビニール袋なんていつでも貰えると思ったら大間違い。
買い物したものを抱えてアルベルゲに帰ることなんて当たり前です(笑)

 

スマホ・充電器・変換プラグ(Cタイプ)
ガラケーの方はスマホに変えた方がいいです。
巡礼の道はスマホがなくても迷うことなく進めますが、町(村)の情報、カフェのあるなし、アルベルゲがあるなし、アルベルゲの予約など、アプリを使って調べることが多いですし、巡礼者同士での情報交換もスマホを使います。
町(村)でアルベルゲの場所を調べたり、スーパーの場所を調べたりするのにも使います。
ほとんどのアルベルゲで携帯の充電ができますが、コンセントはCタイプです。

 

SIM・レンタルwifi
巡礼中は、ヨーロッパ用のSIMに変えた方がいいでしょう。
アルベルゲやカフェにはwifiがありますが、長い旅になりますし、いつネット環境が必要になるかわかりませんので、SIMを変えていくことをおすすめします。
国際ローミングなどの防止にもなります。
日本で買っていく、または空港でSIMを購入し交換するのがおすすめです。
携帯ショップみたいなものも、ほとんど見かけません。
フランス人の道など長期の巡礼の場合、レンタルwifiは割高になると思います。

 

タオル
汗を拭く、シャワー、洗面、手洗いなどタオルを使う機会はたくさんあります。
速乾性のものがおすすめです。

 

衣類
2日分くらい用意するといいでしょう。
下着や靴下は3日分あってもいいかもしれません。
靴下は5本指ソックスだとマメができないと思います。
季節によって、コンパクトなアウター、ヒートテックインナーがあるといいかもしれません。

 

バス&日用品
巡礼中にコンビニを見ることはありません(涙)
巡礼に必要なものを販売しているお店はありますが、それがタイミングよくあるともかぎりませんし、品物が充実しているわけでもありませんので、日本から揃えていきましょう。

シャンプー
男性はシャンプー1本で、髪、体、洗顔、洗濯までなんとかする人が多いかも。

ソープ
体を洗うだけでなく、洗顔、洗濯にも使えると荷物削減になります。

歯ブラシ・歯磨き粉
アルベルゲにアメニティ用品はありませんし、どこでも買えると思ったら大間違いの一品(笑)

リップ
スペインの水は硬水なので、日本よりも肌が乾燥しやすい気がします。
日中は日差しも強いので、リップがあった方がいいと思います。

爪切り
後半になると爪が割れちゃった、爪を切りたいなぁと思うのですが、なぜか爪切りが売っていません。
前半には売ってるのを見かけるのに!なぜ後半に売ってない!と叫びたくなる1品。

 

筋肉痛のケア用品
バンテリンのようなものを1つ持って行った方がいいでしょう。
前半は、筋肉痛や膝の痛みが続き、足のケアが次の日の足の状態につながります。
歩き慣れて、必要なくなったら捨てればいいという気持ちで1つ持っていきましょう。

 

あった方がいいもの

なくても巡礼ができますし、困ったときは借りればいい。
巡礼スタイルによって、あった方がいいもの、人によっては必要ないものです。

 

モバイルバッテリー
ほとんどのアルベルゲで充電できますが、ひとり1つコンセントがあるわけではありません。
充電待ちをすることもありますし、スマホを充電したまま席を外すのは危険です。
モバイルバッテリーがあるだけで、ちょっとした時に自由がきき、気持ちも安心です。
航空会社によって容量制限がありますので確認して購入しましょう。

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折りたたみリュック
町で買い物、観光、カフェやバルへ食事に行く時に使います。
貴重品をそのまま持ち歩くのはちょっと危険です。
特に大きな町や観光名所では盗難の恐れがありますので、ファスナーのついた小さなバックを1つ用意しましょう。
バックパック配達システムを使いたい方は、リュックタイプで、水や貴重品など歩くのに必要な最小限のものが入る軽量なものを持っていくといいでしょう。

 

トレッキングポール
巡礼の道のりには、山道や峠を越えることがありますので、トレッキングポールがあると足の負担を軽減できます。
北の道、プリミティーボなどハードな山道を歩く人は持っていった方がいいです。
機内持ち込みできない可能性あり(サンティアゴ デ コンポステーラ空港では機内持ち込み不可です)
受託荷物なら可能だと思います。

 

洗濯バサミ・洗濯洗剤
旅のスタイルによって変わってきます。
手洗いであれば、いろんな応用ができますが、ランドリーを使うのなら洗剤が必要になるかもしれません。
シャンプー1本で、髪、体、洋服まで補ってしまうのもOK、体を洗う石鹸で手洗い石鹸もあり。
ランドリーサービスも洗濯、乾燥までやってくれるところもあれば、自分で洗濯機や乾燥機を使う場所もあります。
ランドリーで洗剤が売っているとは限らないので、ジェルボール洗剤など用意しておいた方がいいかもしれません。
洗濯バサミは、5〜10個くらい持っていくといいです。
ランドリー派でも、ちょっとした物を干す時にあると便利です。

 

日焼け止め
太陽の光が気持ちい旅ですが、女性はUVカット、日焼け止めがあった方がいいでしょう。
日焼けに弱い方もケアが必要です。

 

ヴァセリン・針
足の指に塗って歩くといいです。
針はマメができた時に水抜きに使います。
衛生的に針は自分専用がいいと思います。
寝る前にマメの水を抜いておけば、次の日にほとんど痛みなく歩けます。

 

トイレットペーパー
フランス人の道のカフェやアルベルゲのトイレは綺麗で、トイレットペーパーも常備してくれていましたが、なにが起こるかわからないのが巡礼の旅。
ポケットティシュより、トイレットペーパーを1/2〜1ロールほどあると便利です。

 

女性用
生理用品、化粧水(保湿力の高いものがおすすめ)など、必要なものを持って行きましょう。
生理用品は、女性に声をかければ誰かしら持っていますが、どこでも手に入るとは限りません。
コンパクトなものを持っていた方が安心です。
冷え性の方は、アルベルゲで過ごすようの靴下を1足持っていくといいかもしれません。

 


心配な方は、風邪・腹痛・下痢用など、飲み慣れた薬を持っていくといいでしょう。

 

人によるもの

どんな巡礼の旅をするのかで追加荷物が変わってきます。
重さとの戦いですが、自分の旅に必要なものであれば持って行きましょう。
あれ?使わないな、重くて耐えられない!って時に優先的に捨てる可能性が高いものたちです。
高価なものは捨てられませんが・・・(涙)なので、旅の目的をしっかり持ちましょう。

 

ガイドブック
日本語版のガイドブックを持って行きたい方は。
少し見にくいですが重さを考えると電子書籍の方がいいかもしれません。
アルベルゲなど旅の情報は、カミーノアプリで十分です。

 

カメラ
写真や動画を撮りたい人は、こだわりのカメラを持っていくといいでしょう。
記念写真程度なら、携帯のカメラで十分です。

 

パソコン・タブレット
仕事で必要な方は持って行ってもいいでしょう。
やはり重さとアルベルゲでの管理が大変になるのでどうしても必要な方だけがいいと思います。

 

テント
アルベルゲの庭でテント宿泊ができるところがあります。
巡礼費用を安くしたい方にいいかもしれませんが、キャンプなど不慣れな方はやめた方がいいです。

 

ノート・筆記用具
旅の日記、気づいたことなど書き留めておきたい人は、日本から持って行きましょう。
これも意外と手に入りにくいです。

 

化粧品・コンディショナー
毎日お肌を整え、バッチリメイク!なんて人はいません。(ごく稀に場違いな感じでいますが・・・)
女性はお肌のことが気になりますが、最小限のもので、保湿力が高いものを用意するといいと思います。
過剰なものは正直重さとの戦いです(笑)

 

サングラス
日中のスペインの日差しはとても強くなりますので、必要な方は持っていくといいでしょう。
高価なブランド品より、使わないなら捨てようくらいのものがいいかと思います。

 

耳栓
アルベルゲにもよりますが数名から数十名が同じ部屋の二段ベッドで寝ることになります。
話し声、いびきが気になって寝れない!という敏感な方は持っていくといいでしょう。
20〜30キロ歩いた後で体が疲れ切っているので、ベッドに入ればスッと寝れてしまいますが・・・。

 

ドライヤー
アルベルゲにドライヤーがあることはほとんどありませんが、同じくらい、ドライヤーを持ってきている人もいません。
スペインの太陽が髪の毛を乾かしてくれます。

 

懐中電灯(ヘッドライト)
早朝に出発する時、街灯もなく真っ暗な道を歩くことになるので、持っていてもいいかも。
携帯のライトでも十分です。

 

ウォーターボトル
巡礼の道のりには、飲むことができる水を供給できる場所がいくつもあります。
エコでもありますし、巡礼ではウォーターボトルを使っている人がたくさんいます。

 

必需品以外は、捨ててもいいもので、重さに耐えられなくなったら捨てる覚悟で持って行きましょう(笑)
たった1キロが結構キツイです。

Buen Camino!!
RIRI

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サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
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