セッションをするたびにインナーチャイルドのワークが組み込まれると言ってもいいほど、インナーチャイルドの癒しが必要としている人たちが沢山います。
きっと「この前もこのワークやったなぁ〜」と思うことがあるかもしれません。
私自身も自分を癒す時に、何度も何度も「インナーチャイルドを癒してあげましょう」というメッセージを貰い、「またですか!?」と言いながら(笑)インナーチャイルドのワークをしました。
なぜ、何度も何度もインナーチャイルドを癒す必要があるのだろうか?
その答えは、あなたのインナーチャイルドはひとりではないからです。
私たちが大人になるまでの間に、誰もが傷つくような出来事を何度も体験します。
何もなく大人になれる人はいません。
小さな傷もあれば、トラウマのような深い傷になる場合もあるし、その時にちゃんと癒してあげているものもあれば、傷ついたまま放置されてしまっている傷もあります。
その傷ついたままになってしまっている小さな子供がインナーチャイルドです。
とくに幼少期から青年期あたりの傷は、自己防衛本能からすっかり忘れる、起きたことを少しすり替える、自分が悪かったんだと思い込んだり、諦めたりしてしまっています。
そのため、本当は深く傷ついていた、我慢をしていた小さなあなた(インナーチャイルド)が、あなたの中に放置されています。
大人の私たちにとって大したことじゃないことでも、小さな子供にとっては大きな傷になることは沢山あります。
生きていくために、子供ながらに必死に自分を守った結果、傷ついたままのインナーチャイルドができてしまっています。
それがひとりだけということはありません。
なぜなら、私たちは大人になるまでの長い道のりの中で、何度も傷つく体験をするからです。
そして、その傷によって、インナーチャイルドの状況によって、あなた自身の状態によって、インナーチャイルドを癒すのに、何度もワークを重ねる必要がある時があります。
インナーチャイルドの癒しは、レンジでチンとするようにはいきません。
傷ついた小さなあなた(インナーチャイルド)が安心し、心を開き、癒されるまで、大人のわたしたちは何度も付き合ってあげる必要があります。
かわいいあなたですから。
忍耐強く、そして、優しく抱きしめてあげましょう。
RIRI