私たちは、自分の内なる声、自分の感覚を信じることよりも、自分の外側のことを信じるように教えられます。
自分の外側というのは、自分以外のすべてのことです。
親、家族、教師、常識、ルール、多くの人の意見、流行、ニュース、SNS、友達、先輩、恋人などあげればきりがないほどあります。
自分の内側で受け取るものよりも、教えられたこと、常識、誰かの意見を先に取り入れています。
それらを基準に物事を判断することに慣れています。
日本人は、人に合わせること、空気を読むことが身についていますので、自分の感覚や意見を脇に置くことがとても上手いです。
それにより、内なる声をきく、自分の感覚を信じる力が失われてしまいました。
直感は、私たちの内面にある感覚です。
外側からやってくるように思っているかもしれませんが、自分の内側からやってきている感覚です。
自分の中で起こっていることです。
直感を受け取れるようになるには、普段から自分の内側にある感覚を受け取れるようになることです。
日頃から、自分自身を浄化し、直感や自分の感覚、魂の声を聞きやすい状態を作っておくこと。
そして、日常生活の中で自分の感覚を使うことです。
直感は特別な時だけのものではありません。
日頃から自分の内面にある力を使っていれば、いつでも直感を活用できるようになるでしょう。
自分を浄化する
瞑想をしてみるとよくわかるのですが、私たちはたくさんの雑念や思考、感情を抱え込んでいます。
目を閉じて、心静かに過ごしてみようとしても、次から次へとやってくる雑念と思考で心を静かにさせることができないでしょう。
どんなに素晴らしい直感がやってきても、あなたの内面が雑念、いろんな感情、他の人々のエネルギーがごちゃごちゃしていたら、どれが直感なのか判断することが難しいでしょう。
自分の感覚や直感を受け取れるようにするためには、まず、自分の内面を綺麗に浄化し、自分だけのエネルギーにしておくことです。
肉体やオーラヒーリングはとても有効です。
自分と他者との境界をしっかり保つ
自分の境界をしっかり保てていない人は、自分の感情や思考を保ち続けることが苦手です。
ほんの少しのことで、感情が揺らぎ、TVやSNSの影響で考えが変わります。
まったく知らない人のことを自分のことのように怒ったり、文句を言ったり、意見したりします。
すぐに人の影響を受けてしまっていては、自分の中にやってくる直感を受け取ることができないでしょう。
自分の感情なのか、人の感情なのか、それとも直感を受け取っているのかも落ち着いて識別できません。
直感を受け取るためには、できる限り雑念をなくし、自分の境界を保ち、自分の中を綺麗に落ち着いた穏やかなエネルギーにしておくといいでしょう。
グラウンディングをし、しっかりと自分の境界を保つことを習慣にしていきましょう。
内なる声・内なる感覚を受け取る
自分を浄化し、他者との境界をしっかり保つことができると、自分の内面にあるものが自分のものである可能性が高まります。
自分の内面にあるものが分かりやすくなってきますし、自分のものと人のものの識別もできるようになってくるでしょう。
自分の内面にあるものに気がつき出したら、ジャッチしないように心がけます。
「今とっても楽しい」「愛おしい」「心地いい」「会いたい」「怒ってる」「許せない」「疲れてる」「なにもしたくない」
どんな感情、どんな思考であっても、それをそのまま受け取る。
そこに良い悪いというジャッチをしない練習をしてみましょう。
日常生活の中で内面の感覚を使う
「当たる」「当たらない」「正確にやらなきゃ」というような思いは手放して、ただ自分の中に浮かぶことをそのまま受け取る練習をしましょう。
浮かんだものを受け取る前にジャッチをしてしまうと、混乱したり、力みすぎて浮かんでこなかったり、浮かんでいるのに払いのけてしまいます。
『スッと出てきたものを受け取る』
ものを買う時、なにかを選ぶような時に練習してみるといいでしょう。
コンビニやスーパーの買い物は、必要なものを買いながら練習できるので役立ちます。
大きな選択をする時に練習するのはリスクが大きすぎます(笑)
・これは私にとって健康な食材?
・これは私にとってダイエットになる?
・これは私が本当に食べたいもの?
・この本に私が求めている答えがあるだろうか?
・これは私が本当に欲しかったものなのか?
・これは私の心が喜ぶ?
・これは私の疲れをとってくれる?
・これは私に必要なもの?
・これは私にいい影響を与えてくれる?
このようにいろんな質問をしてみてください。
そして、どんな感覚がするのか、どんな答えが浮かぶのか。
日常生活の中で、自分の内面にあるものを見たり、感覚を活用していくと直感力が伸びていきます。
直感にもいろんなバージョンがあるのに気がつくでしょう。
ヒラメキのような直感、お知らせの直感、悪い予感の直感、強い直感、弱い直感、変化のある直感。
これも内面の感覚を日頃から使っていることで、識別する力が養われていくでしょう。
RIRI