今日も長旅!って歩いていたら、後ろから声が・・・。
振り返るとマノロ(笑)
久しぶりの再開で嬉しくなる!!
しかも、アナから別の女性に切り替えて、ポーランドのエヴィリーナと歩いていた。
1つ前の町から歩いてきているはずなのに、相変わらず早いわ!
そして、ものすごい勢いで小さくなっていき、視界から消えていく。
途中のショートカットポイントでエネルギー補給をしながら待っていてくれた。
山を行くより、町を歩く方が簡単だと。
町を歩けば、すれ違う地元のおじちゃんおばちゃんとマノロのスパニッシュトークがはじまってしまった。
これ長いやつ。
最初は、巡礼してるんだ!?どこから歩いているの?みたいなところからはじまり、10分くらいまるで友達かのような盛り上がりで話をする。
長いと判断した段階で、バックパックをおろし、座って待つのが1番。
スパニッシュトークに満足したからか、マノロは再び自分のペースで歩き足、ものすごい勢いで消えていった。
途中でフランスと合流し、アルベルゲへ向かう。
今日は、25kmのコースを20kmにショートカット!
カミーノルートをはずれ、Googleマップを頼りに近道をする。
そんなのありなの!?って思うかもしれないが、10kgもあるバックパックを背負い、毎日20km〜30km歩くペリグリーノにとって近道だってアリ。
フランスと、昨日は海沿いの綺麗な道を歩いたから今日はショートカットをミスらないで行こう!とGoogleマップを念入りにチェックしながら歩く。
もちろんカミーノルートを守って歩くのもいい。
北の道は、フランス人の道と違ってルートの選択がたくさんある。
海沿いの道、山道、低い山、高い山。
みんな自分に合った道を選んで歩くので、これが正解!って言うひとつの道はない。
どんな道でも自分が歩いた道が巡礼なのだ。
今日のアルベルゲは、教会が運営しているところ。
ペリグリーノのミサもあるそうで、クリスチャンじゃないけど参加する。
一般の人のミサが終わるとペリグリーノが前に呼ばれ祝福を受ける。
ひとりひとりに捧げる祈りに涙が溢れ出る。
涙を流す私を、ペリグリーノ達がハグしてくれ、また涙が溢れ出る。
なんでこんな遠くまで来て、毎日毎日歩いているんだろう。
足が痛くて痛くて、毎日もうこれ以上歩きたくない!って終わるのに。
過去を洗い流し、心を清めてくれるこのひとときのために。
Islares – Laredo 25.19km
Casa de la Trinidad Hostel 10€
37944歩
Buen camini!!
RIRI
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023