朝から私たちを待っているのは、3.5kmもあるビーチ沿いを横断すること。
綺麗な海も3.5kmもあると試練のように感じてしまう。
その長いビーチを朝からお散歩している人たちがたくさんいて、波打ち際を歩いている。
私たちも途中から裸足になって波打ち際を歩く。
海水が足の疲労と痛みにしみる。
重たいバックパックを背負っていなければ、この3.4kmをどれだけ楽しめただろうか。
このまま何時間もビーチで過ごしたい。
心の中にあるものが流れ落ちるまでここにいたい。
そんなことを思いながら、ビーチを歩きボート乗り場へ向かう。
この先2つのルートがあり、私たちは距離は短いけれどアップダウンが激しい海沿いの道を選んだ。
これが正解だった！
際どい場所が何度かあったが、登りきったところから見る海が絶景すぎた。
登っている岬の右にも左にもビーチがあり、違う表情をしている。
岬を越えながら、右の海から左の海へと。
こんな素敵な海を一緒に眺めたフランスと歩けるのも今日が最後。
アルベルゲに到着すると出迎えてくれたのはホスピタリティ万歳の人たち。
そのひとりがALSで、いろんなサポートが必要なのに、ペリグリーノ達を助けている。
ペリグリーノたちも彼女を助ける。
私とエヴリーナは、彼女の１週間分くらいの薬の振り分けを手伝ったり。
これ書いて、あれとって、これしまってと次々とペリグリーノたちを働かせる（笑）
人生ではじめてALSの人に会ったが、ペリグリーノたちと楽しくお喋りし、やり取りし、笑顔の彼女を見ていると、たくさん考えさせられる。
だけど、答えはきっとシンプル。
どんな状況でも楽しむか、楽しまないか、幸せか、幸せじゃないか。
自分なんだよね。
たった１日だったけど、すごい出会いをくれたカミーノに感謝！
Laredo – Isla 22km
Hospital de Peregrinos Hostel
35148歩
Buen Camino!!
RIRI
関連Blog：サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道２０１９
サンティアゴ巡礼北の道２０２３
