「また・・・!!3代目マノロ登場!」サンティアゴ巡礼[北の道]31日目

今日も予約を受け付けていないアルベルゲへ。
やっぱりあると助かる。
早く出ればなんとかなるから心の支えになる。
北の道の前半にも欲しかったよ・・・こういうアルベルゲが。
早朝からひとりで出発。
後半にひとりの時間が増えるのは、心の整理をしながら歩き、長い巡礼の旅を終える準備をするんだと思う。
そのための時間。

今回の巡礼は足のトラブルの連続。
捻挫をするような大きなトラブルではないが、何度も何度も足に豆ができて、毎日のように豆に悩まされていた。
右足も、左足も、至る所に豆の跡がある。
終盤に差し掛かったにも関わらず、左足の親指と人差し指の間に、毎日のように新しい豆ができている。
原因はわかっている。
両親との問題なんだよね。
お父さん指、お母さん指って言うでしょ。
たくさん癒してきたので解決したかのようだったけど、問題の核となっていることを必死に押し殺していた。
そのため巡礼前から爆発していて、その問題が足のトラブフと関連している。
私に気がつかせるかのように足にトラブルが起きる。
その度に、少しずつ、少しずつ、古い感情に向き合おうとする。
あまりにも根深い問題で、あまりにも長い間抱え込んだことなので、少し触れるだけで涙が止まらなくなる。
この問題を癒すために、バカみたいな距離を、わざわざスペインに来てまで歩いているのだ。
問題が浮き彫りにされていたので、浜辺で涙を流して過ごすのも考えていたができなかった。
今もできないままいる。
だから足に豆ができて教えてくれるんだと思う。

ひとりで自分と向き合うタイミングがやってきているし、あと1週間もすればサンティアゴに着く。
だから、新しい巡礼仲間を作ろうとは思わなかった。
一緒に歩いてきた巡礼仲間たちは、先を進んでいて、ちょこちょこ連絡をくれるので、ひとりぼっちだと感じなかったし、ここまできて「はじめまして」からのコミュニケーションをする気持ちにもなれなかった。
意図的にひとりの時間を作り、意図的に人を寄せ付けない雰囲気を出していたが、アルベルゲの隣のベッドの男性が話しかけてきた。
「僕はマノロだよ!よろしくね!」とめっちゃフレンドリーに挨拶してくれる3代目マノロと出会う。
またマノロ!!!このタイミングで!!
マノロマジックに笑いが込み上げてくる。

Vilalba – Baanonde 18.74km
Xunta de Galicia Baamonde Pilgrims Hostel 8€
43949歩

Buen Camino!!
RIRI

関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023

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