スペイン フィニステーレ Spain Finisterre

巡礼から1年が経って・・・

この1年、何をしていたんだろう・・・。
特別なことをしていたわけではないが、スピリチュアルな活動に力が入らなかった。
そのかわり、アクセサリーを作ったりしながら、自分を癒してきた中でも、長年蓋を開けることができなかった部分に触れながら、何もしていないようで、溢れ出た膨大な過去のエネルギーを消化していた。
蓋を開けたというより、開いてしまった感じだが、1〜2週間泣き叫ぶ毎日の時もあったし、お酒を飲んでないと耐えられない日々もあったし、無気力な日が続くこともあった。
どうにかこうにかして、幼少期から閉じ込めてきた古い感情を吐き出し、なんとかバランスをとっていた。

面白いことに、誰にも話すことなく、自分の過去の感情に打ちのめされている時、巡礼で出会った友達から救いのように連絡が入る。
たわいもないこと。
「今、誰々と再開して、一緒にいるよ!」とか「また巡礼してるよ」とか「私はシルバーアクセサリーの教室に通い始めたよ」とか「スイス旅行してるよ」とか。
ちょっとした近況報告が、すっと闇から抜け出す1本の光となり、私を救い上げてくれていた。
見事なタイミングで。

2019年に一緒にフランス人の道を歩いた、サオリとキムと韓国で再開したのも楽しかった。
キムは、地元の友達も巻き込んで私とサオリを歓迎してくれ、韓国の山にも連れて行ってくれた。
久しぶりに3人で歩く道のり、相変わらずキムは鼻歌歌いながら歩くし、サオリはのろのろだし、2人を見ながら笑いながら歩く私がいる。
あの時と変わらない懐かしい光景。

巡礼で出会った人たちとは、特別な絆のようなものができる。
もちろん全員ではない。
一緒にいた時間や日数でもないんだけど、この人とは出会うべくして出会って、繋がりがあるなって感じる人が何人かいて、ソウルメイトなんだなって実感する。

巡礼で受け取る恩恵は人それぞれだけど、多くの人が声を揃えて言うのが、歩いて、食べて、寝るというシンプルな日々が、本来の自分に戻してくれるということ。
巡礼をしている時、必然と今に100%生きている状態になる。
山を登ってみればわかると思うが、最初は散乱していた意識も、山を登るということに集中しだす。
そうしなければ、危ないし、道に迷うかもしれないし、前に進まない。
今に100%生きていることで、背伸びしていた自分、焦っていた自分、過去ばかり見ていた自分から切り離され、今の自分に戻ってくる。
そして、1ヶ月の巡礼中に、無駄な自分がどんどん切り離されていき、本来の自分だけが残って帰ってくる。
巡礼の間に、ズレていたレールから、本来のレールへ戻されていて、「さぁ、ここからか・・・」なんてキョロキョロする。
自分の中で変化が起きていて、歩いているときはそんなに感じなくても、帰ってくるとその変化の大きさを実感する。
今回の巡礼で私が受け取った変化は、エンジンがかかる場所がガラッと変わったことだった。
今までエンジンをかけていた部分が、エンストするようになり、悩みながらやっていたことにエンジンがかかったり。
そのエンジンもまだ不安定だし、目の前には癒しの大きな課題がでで〜んとあるし。
それが、スピリチュアルな活動がエンストし、アクセサリー作りにエンジンがかかり、母親との問題が降ってきた感じ。
スピリチュアルな活動に、未だエンジンがかからないのがちょっと悩みどころでもあるけれど、まぁそれもアリだなと思っている。
私にとってスピリチュアルは、人生のベースにあるものの1つに変わりないから。

そして、巡礼中に、核心へと変わることのひとつ。
「願えば叶う」ということ。
『本当に必要なものを本気で願えば、必ずやってくる』ということ。
目の前にやってきた自分に必要なことを、感謝して受け取り、目の前のことに取り組んでいれば、次々と必要なことは、必要なタイミングでちゃんとやってくる!
巡礼中は、全力でアルベルゲが空いていることを願うし、薬が必要、分岐点のことを知りたい、トイレ!、水が欲しいなど小さなことのようで、巡礼者にとって重大なことがいくつもある。
それが、奇跡的に叶っていくのを体験していると、確信に変わってくる。
巡礼中はとてもシンプルな生活になるので、それがわかりやすいし、聖なる力が大きく働いているのも確か。
カミーノミラクルって言っているけれど、実際に私たちの生活でも同じようなことが起こっている。

2回目の巡礼後は、焦りもなくなったように思う。
ずっとやらなきゃ、やらなきゃって思考が働いていて、だからといってやれているわけでもなく、逆にやれない自分を責めたりして。
エネルギーの無駄遣いによって、空回りばかりだったのが、スッと消えた。
スペイン風になったのかな?(笑)
今動くことをやればいいし、動かないものを無理に動かしてもね。
また動くときは動くし、修理が必要になれば、合図もあるしって感じで、今を大事にできている感じがする。

また、巡礼に行きたい!
すぐにじゃないけど、1〜2年先かな。
銀の道も歩きたいし、ル ピュイの道も歩きたい、今度はフィニステーレまで歩くのより、イギリス人の道を歩くのもあり。
まだ2回しか巡礼に行っていないけど、行けば行くほど、自由に巡礼する心になっていく。
タイミングが合えば、ぜひ、一緒にスペインを歩きましょう!

RIRI

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