今日も背中がバキバキ。
長年エネルギートラブルを起こしている腰からも解放中。
ひとりで歩くこの時間が私の心と体のエネルギーの解放の時間になっている。
久しぶりの山道。
スタートの日が懐かしい。
なんかまたカミーノらしくなってきた。
どんな道もカミーノなんだけど、最初の印象はとても強く残っていて、ゴツゴツの石がいっぱいの山道が私の中の代表的なカミーノ。
山道を登りながら、毎日ヒーリングをして、チャネリングをして、大自然を歩いて本当に幸せだなぁ〜。
こんな日が永遠に続けばいいのに!
今が幸せすぎて、もうすぐ旅が終わろうとするのが嫌でたまらない。
ゴールが近づく喜びよりも、旅が終わるせつなさの方が大きい。
もっともっとカミーノの優しさに触れていたい。
来年も絶対カミーノを歩こう。
山の頂上にある十字架がひとつの達成感をくれる。
十字架の麓にはたくさんのメッセージが書かれた石が積まれている。
カミーノを歩いてきた人の思いがここに込められている。
持っていたボールペンで私もメッセージを残す。
「魂の旅 すばらしい日々に 愛と祝福を」
この十字架の横を通り過ぎる瞬間に、バキッと背中に電流が走る。
一瞬激痛が走ったが、思いっきりなにかが吹き飛んでいったのがわかった。
この瞬間から私の解放が加速した。
あらゆるネガティブな感情が洗い流されシンプルにやりたいことだけが残った。
結局それは、カミーノに来る前と同じことばかりだけど。
今までずっとぐずぐずしていたこと。
日本に帰ったらこれに取りかかろう。
少しずつでもありがたき変容。
内面が変容すると、多少の時差はあるが、現実が根本から変わり始めるから。
宿泊予定の町に到着する。
町の入り口の地図を見てみると仏像らしき写真が載っていた。
ん?
んんん???
もしや、これは、、、。
レオンで同室になったケイコが教えてくれた情報に、「カミーノの道のりに木に彫られた仏像があって、日本人なら絶対見ておいた方がいい!」と。
それがどこにあるのかわからなかったので、大きな木を見るたびに仏像ないかな?って歩いていた。
その仏像らしき写真が看板にあるではないか!?
これは確認する価値あり!探偵になった気分で、まずはアルベルゲへ向かう。
宿の確保最優先。
仏像は逃げない、しかも木に彫られているんだから。
街を歩いていると、日本の四国にあるお遍路との姉妹協定の記念のようなものがあり、宿泊するアルベルゲにもあった。
そういえば、ガイドブックに四国のお遍路とスペインの巡礼は姉妹協定を結んでいることが書かれていたのを思い出した。
アルベルゲでいつもの日課を済ませ、仏像のある場所へ行ってみる。
う〜ん、地図の場所ってアルベルゲなんだよね。
この周辺に特別な場所がありそうもないので、アルベルゲの庭にお邪魔してみる。
あ、あった!!
こんな本格的な彫刻だったんだ!
今まで仏像を観ても、それはただの仏像だった。
今、ブッダの仏像が世界中の人の心を洗い流すのがわかるような気がしてきた。
静かに。静かに。
Buen Camino!!
旅の記録
Rabanal del Camino 〜 Molinaseca 24.71km
アルベルゲ:Santa Marina Pilgrims Hostel 7€
ヘルスケア:43718歩 26.8km 29階
RIRI
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023