自分が与えたことが、自分に返ってくる。
自分が欲しいものを与えることで、自分が欲しいものを得ることができす。
先に欲しいものを得ようとしても、それを自分が与えていなければ、いつまで経っても得ることはできません。
自分が与えたものが、自分に返ってくるのだから。
だからといって、なんでも与えればそれが返ってくるわけではありません。
与えたのに返ってこないことがあるから、与えることに不安や心配を抱き、与えることに不信感を持ち、与えることに見返りを求めたりしてしまっています。
それにより、豊かさの循環がうまく機能しなくなり、豊さからどんどんかけ離れてしまう人もいるでしょう。
豊さは与えることからはじまります。
与えることの本質を学び、それを実践していくことです。
知っているだけでは、豊かさはやってきません。
人生の中で与えることをどんどん実践していきながら、与えるスキルを磨いていくことです。
関連セッション:受け取ることのブロック解消
自分が与えているものに意識的になる
物質や表面的なことだけにとらわれていると、自分が与えている行為にある本質を見抜くことができません。
与えるとという行為の中にあるものに気がつかなければ、いつまでたっても自分がなにを与えているかに気がつけません。
なにかを与えている(やっている)時、どんな気持ちなのか、どんな思いがあるのかを意識してみましょう。
そして、与えるということに対して、どんな概念を持っているのか、どんな考え方なのかも探ってみる必要があります。
与えるものや行動によって、違う感情があり、違う概念があるはずです。
1つ1つに意識的になることで、本当に自分が与えているものが見えてくるようになるでしょう。
与えているものがわかれば、なにが返ってきているのかもわかります。
仕組みがよくわかってくるようになれば、自分のなにを、どのように変えたら、本当に欲しいものが得られるかがわかってきます。
受け取っているものを見るのもヒントになるでしょう。
なぜなら、あなたが与えたものが返ってきて受け取っているわけですから、嫌なものを受け取っているのなら、それを与えることをやめれば、嫌なものが返ってくることがなくなります。
与えて受け取る豊かさの循環を作る
豊かになるためには、与えるばかりでも、受け取るばかりでもいけません。
与えるばかりで、受け取ることをしなければ、豊さを手にすることはできません。
受け取るばかりでも、与えることをしなければ、あなたの元に豊さがやってこなくなります。
与えて、受け取る。
このシンプルな循環を繰り返していくことで、豊さが常にあなたに巡ってくるでしょう。
そして、この循環を大きく広げていけば、より大きな豊さが循環するようになります。
喜んで与えて、喜んで受け取ることから始めていきましょう。
与えることへのブロック
あなたは喜んで与えることができますか?
無条件に喜んで与えることをしていると、それがあなたに返ってきます。
条件が揃ったら与える、保証があるなら与える、貰えるなら与えるというやり方では、豊かさは返ってきません。
嫌々与えても、見返りを求めて与えてもうまくいきません。
自分が豊かであること、その豊かさは循環していて、与えても減ることはないと信じることができれば、あなたは無条件に与えることができるようになるでしょう。
与えることを楽しめるようになってくるはずです。
もし、与えることに抵抗があったり、拒んでしまう、恐れや不安、なくなってしまうと思うのなら、与えることへのブロックがあります。
与えることのブロックに気が付いたのなら、すすんで手放し、喜んで与えられるようになりましょう。
受け取ることへのブロック
あなたは喜んで受け取ることができますか?
素直に喜んで受け取ることができれば、あなたは心から満たされ豊かになっていくでしょう。
豊かであるという感覚は、豊さを引き寄せますし、与えることへの抵抗や不安をなくしてくれます。
人は、つまらなそうに受け取る人よりも、喜んでくれる人にさらに与えたくなるものです。
だからといって、受け取るばかりの人には与えたくなくなるものです。
受け取る時に、申し訳ないと罪悪感を感じたり、遠慮して受け取ろうとしなければ、せっかくの豊かさを喜ぶことができません。
与えられているのに受け取らない人もたくさんいます。
あなたが受け取らなければ、いつまでたっても豊かになりません。
もし、あなたが受け取る時にいつも遠慮したり、罪悪感を感じてしまう、受け取れないんじゃないかという恐れや不安を感じるのなら、受け取ることにブロックがあります。
受け取ることへのブロックに気がついたのなら、すすんで手放し、素直に心から喜んで受け取れるようになりましょう。
関連セッション:受け取ることのブロック解消
与えたものが返ってこない理由
与えたものが返ってくることを信じられない理由は、与えたのに返ってこなかった経験が誰にもあるからです。
だからといって与えることをやめてしまったら、あなたの人生に与えられるものがどんどん少なくなってしまいます。
与えたはずなのに、なぜ返ってこないのかという理由を理解し、正しい方法で与えることをしていけば、必ずあなたの人生は繁栄していきます。
見返りを求めている
見返りを求めてなにかを与えてもうまくいきません。
見返りを求めている時、あなたは自分に豊さがあることを信頼できていませんし、豊さが与えられることにも信頼できていません。
与えたものが受け取れない前提の行為です。
つまり、受け取れない、貰えない、返ってこないということを信頼しているエネルギーを与えていますので、まさにその通りの結果になるわけです。
受け取れない、貰えない、返ってこないという現実が返ってくるわけです。
見返りや条件付きのやり取りには、不信感がある(不信感を与えている)ことを覚えていてください。
恐れに基づいた行動になっている
不安だから、心配だからという理由でなにかをやったり、与えたりしてもうまくいきません。
この時、あなたが与えている本質は『不安』や『心配』なので、あなたに返ってくるものは『不安』や『心配』です。
あなたが何かに恐れながら与えることをしていれば、その恐れが返ってきてしまいます。
つまり、恐れていたことが実現してしまう。
与える行為の本質、その行為にある自分の気持ちはどんなものがあるのか、なにが強いのかを知っていなければなりません。
与える行為の中にあるものは、必ずしも1つのエネルギーではないでしょう。
『愛』もあれば『恐れ』もありますし、『喜び』もあれば『不安』もあったりします。
自分がどんな気持ちで物事に取り組んでいるかがわかれば、どのように自分のモチベーションや物事へ取り組んだらいいのかわかってくるでしょう。
与える必要のないこと
与えても、与えても返ってこない場合、あなたが与える相手や人々、与えている場所や環境などが、なにかが違うのかもしれません。
頭ごなしにムダだと言うのでなく、やってみることはいいことです。
そして、よく観察してみてください。
与え続けても、返ってきているものがない、または極端に少ない場合、あなたは与える必要のないことをしているのかもしれません。
これは与える行為そのものをやめるのではなく、与えていること、人、環境、与え方、そこにあるものなど見直してみる必要があるということです。
あなたが一生懸命与えても、あなたに与えることをしてくれない人や組織に与え続けても、あなたは豊かになることはありません。
同じ与えることを、違う人、違う環境、違うやり方、違う思いからやるだけで、豊さの循環が機能することはたくさんあります。
受け取る必要のないこと
あなたが欲しいと願っていること、やりたいと思っていることの中に、あなたの人生から大きく外れたことがある時があります。
自分ではなく、親や家族、社会、憧れの人、パートナーなど人の影響や価値判断で選んでいる時、あなたの本来の道から外れていくことがあります。
そのようなことに向かって頑張ったこと、経験は必ずあなたに返ってきていますが、結果だけ思うようにならない場合、何か道がズレています。
または、誰かからそれを受け取らなくとも、自分の力で作り上げられる、タイミングが違う、すでに持っている、それがなくとも成し遂げられるというようなこともあります。
あなたが豊かさの循環の中で生きるようになると、あなたに必要なものは、ベストなタイミングで、なんらかの形であなたの元にやってくるようになります。
与えている時に、すでに受け取っている
実は、与えている時に、同時に受け取ることをしています。
究極なことのようで、与えることと受け取ることの本質を理解し、豊かさの循環を実践していると、まさにその通りだ!という答えが出るでしょう。
この答えを実感するには、時間がかかるかもしれません。
何度も実践していく中で、ふに落ちていく。
それを繰り返しながら確信へと繋がっていく。
与えている時に受け取っていることがわかっていれば、すでに受け取っているものに対して、貰ってない!受け取ってない!ずるい!というような気持ち、欠乏感を持つことがなくなっていきます。
心が豊かであることは、無限の豊かさをもたらします。
RIRI