生まれてから大人になるまでに、傷つくことなく、恐れを抱くことなく生きてきた人はいないでしょう。
本当にささやかなことから、トラウマのような深い傷まで、人それぞれいろんな経験をします。
高次元の叡智で言えば、私たちは愛でしかなく傷を負うことすらないのですが、3次元の地球では、傷として捉えてしまいます。
傷を癒すことを繰り返し、傷という幻想が腑に落ちていくと、だんだんと愛でしかないことに目覚めていきます。
そうなるまでに、私たちはどれだけ沢山の傷を負い、その傷に振り回されて生きているのか!
インナーチャイルドが抱えている恐れは、私たちの人生にブレーキをかけます。
大人のあなた自身は恐れていなくとも、インナーチャイルドが恐れていれば、ブレーキがかかり物事が動かなくなります。
やる気があるのに、一生懸命取り組んでいるのに、どうにも進まない時は、インナーチャイルドが抱えている傷や恐れを癒してあげることで動き出すようになります。
インナーチャイルドを癒さなければ、アクセルとブレーキを両方踏んでいる状態になり、疲労感が増し、できないストレス、恐れのストレスと負のエネルギーが倍になって押し寄せてきてしまいます。
それを通り越して、慢性的な恐れになっている、傷つきすぎている、アクセルとブレーキを踏み続けた状態を長年やっているとやる気すら持てなくなってしまいます。
もし、あなたがやる気すら湧かなくなってしまっているのなら、インナーチャイルドが抱えている傷の症状は非常に重たいものになってしまっています。
即入院状態です。
インナーチャイルドの声に耳を傾け、インナーチャイルドを癒してあげましょう。
傷になるものは人それぞれ違う
よく「そんなことで泣かないの!」「そんなことで傷ついてたら生きていけないわよ!」「そんなこと大した傷じゃない!」と簡単に言い放つ人がいます。
自分の物差しで、人の傷を決めつけてはいけません。
もしかしたら、あなたこそ、自分にそう言い聞かせているのかもしれません。
小さな子どもにとって、突然の大きな音や声が物凄い恐れやショックになることがあります。
「すぐに怒鳴りつける親」「感情のままに怒る親」「脅しの教育(泣き止まないと捨てちゃうよ!etc)」「過剰な体罰」は、小さな子どもにとって脅威です。
オモチャでびっくりして、怖くって泣いているのに、親にまで怒鳴られてしまうと、子どもはダブルで傷を負ってしまいます。
大人にとって大したことなくても、子どもにとっては傷になるんです。
「ブス」「デブ」「キモイ」「オタク」という言葉に傷つく子もいれば、「誰かに負けたこと」「受験」「恋」「失敗」「できないこと」「親の離婚」などで傷つく子もいます。
成長するあらゆるところに傷を負う機会があり、それを乗り越えられていればいいのですが、パンドラの箱に閉じ込め出すと大人になってから不具合を起こします。
人生の中でいろんな傷を負ったインナーチャイルド達が、私たちにはたくさん存在しています。
諦めることを覚えたインナーチャイルド
「あなたには無理よ」「ほら、できないでしょ」「お金がないから無理よ」「そんなの無駄よ」「あきらめなさい」「そんなのめんどくさいわよ」という親の口癖、刷り込みが原因になっているパターン。
日常生活の中で、親に言い聞かせられた言葉、親の口癖から諦めてしまったインナーチャイルドがいます。
「どうせ無理だな」「やっても無駄だな」「めんどくさい」と、諦めることが当たり前になってしまっていて、やろうという気持ちを持つことすらやめてしまっています。
経験から諦めることを覚えたインナーチャイルドもいます。
「チャレンジしたけどダメだった」「何度やってもできない」「頑張って成功したのに褒めてもらえない」「やっても認めてもらえない」「賞を取ったのにいじめられた」という経験を何度もすると、もうやっても無駄だなと諦めてしまう時があります。
多いのが「親に褒められなかった」「親に認めてもらえなかった」「親が、、、」というのがとても多いです。
子供の頃、一番褒めてもらいたかった親に褒めてもらった経験が少ない人は、傷ついたインナーチャイルドを抱えています。
褒めてもらえなかった虚しさで、諦めることの方が楽になり、やる気が湧かなくなってしまいます。
怖くてたまらないインナーチャイルド
「失敗すること」「嫌われること」「愛されないこと」「世間から外れること」「世間体」「お金や収入が不安定になること」「生活」「変わること」「別れや離婚」など、人によって違いますが、子供の頃の経験からインナーチャイルドがものすごく恐れているものがあります。
過去の経験によって、ものすごく怖くなってしまっているのだけど、それをパンドラの箱に閉じ込め恐れを感じないようにしています。
そのため、顕在意識では恐れていると思ってもいないことが多くあります。
口癖のように言っているちょっとしたことでも、インナーチャイルドの恐れから発生しているものがたくさんあります。
どんなことであっても、インナーチャイルドの恐れを癒してあげない限り、インナーチャイルドはブレーキを踏み続けます。
それを無視してアクセルを踏めば踏むほど、インナーチャイルドの叫び声は大きくなり、急ブレーキを踏み続けるため、あなたの人生へ大きな妨げ、痛みをもたらしてしまうでしょう。
当たり前のことですが、怖いものを「やりたい!」とは思えません。
何かやらなきゃ!と思っていても、インナーチャイルドがいろんなことに恐れを抱えていたら、やる気なんて湧いてきません。
インナーチャイルドが抱えている恐れを、ひとつひとつ癒していくことで、恐れがなくなり、やる気が湧いてくるようになってくるでしょう。
インナーチャイルドのワークは、スピリチュアル個人セッションの中で行なっております。
セッションの度にインナーチャイルドを癒すこともよくあるくらい、私たちは傷ついたインナーチャイルドを抱えています。
インナーチャイルドと出会えない、どう癒したらいいのかわからない方も大歓迎です。
今までセッションで、インナーチャイルドに出会えなかった人はいませんので、ご相談くださいませ。