過去に起きた辛い経験や体験、学校でのいじめ、日常生活の中で、本当はすごく嫌で我慢してきたこと、感じないようにすることで乗り越えてきたこと。
その中には、覚えているものもあれば、すっかり忘れてしまっているものもあります。
過去に、なんらかの方法でその感情に対処してあげていれば、閉じ込めてしまうことなく癒されていたのですが、子供の頃や思春期は、自分を癒す方法など知らないのは当たり前ですし、家庭環境や周囲の状況によって、閉じ込めることで精一杯乗り越えてきた人もいるでしょう。
心の奥底に閉じ込めてなかった事にしたり、すっかり忘れてしまえば問題ないと思いがちですが、何度も同じような事で、自分の人生を邪魔する不愉快な出来事の中には、過去に閉じ込めた感情が原因で起こっている場合が多くあります。
過去に閉じ込めたものに気が付くのは、少し難しいかもしれません。
今起きている出来事が、過去の感情が引き寄せているなんて思いもよらないですし、環境や状況も違えば、繋がりがあるなんて思えないでしょう。
すっかり忘れることで乗り越えてきていれば、思い出すことはとても怖いことかもしれません。
そんな辛いことじゃない、別にたいしたことないこととして、乗り越えてきていれば、本当はとても辛いと感じている事に気が付きません。
とはいえ、過去に閉じ込めた感情が、人生を邪魔してしまっているのであれば、なんとかしたいはずです。
何度も何度も、過去に閉じ込めた感情に人生を邪魔され続け、その度に失敗や苦しい思いを経験している人にとっては、本当に苦しい事です。
癒してしまえば、なんのことだったの?というくらい、感覚も感じ方も変われば、現実も変わっていきます。
癒すのに少し時間がかかるのも確かですが、癒す価値はあります。
では、気が付きにくい過去に閉じ込めた感情にどうやって気がつけばいいのでしょうか?
一番最初のステップは、「この問題にある過去の出来事や過去の感情を癒す」という」決意をすることです。
この決意をすることで、癒しの道が開けてきます。
最初は、過去に閉じ込められた感情の周りにある問題から取り組むことがほどんどです。
傷が傷を作り、傷だらけであればなるほど、おおもとの傷を癒す前に癒す傷があります。
このような周りにある問題を癒していくと、過去の感情が浮かび上がってきます。
癒している時は、癒したのにまた癒すことが出てきた!
まだ癒すことがあるの!?と思うことがありますが、これはいい兆しで、過去に閉じ込めた感情を癒すプロセスを順調に進んでいます。
プロセスが進めば進むほど、いろんなことに気がつくようになり、過去に閉じ込めた感情に触れる勇気も持てるようになります。
過去に閉じ込めた感情の中には、もう触れたくない、二度と関わりたくないと頑なに閉ざしたものも多くあるので、プロセスを踏みながら、少しずつ癒す準備をしていきます。
そして、自分の準備が整うと、過去に閉じ込めた感情を癒す機会がやってきます。
癒し方がわからない、どうしたらいいの?と悩む必要はありません。
癒す決意をし、癒しのプロセスを進んでいけば、その時に必要な情報や知識、ヒーラーなど癒すのを助けてくれる出会いが次々と訪れます。
まず、自分を癒す決意をしましょう。
何度も辛い経験を繰り返すのは、本当にしんどいことです。
自分のために、自分を癒してあげましょう。
RIRI