私たちは、自分の内面にあるものが現実の世界を作っています。
内面を見ること、内面にあるものに意識的に生きることをしてこなかったので、すぐに内面と現実の関連性はわからないでしょう。
騙されたと思って少しの間、自分の内面を観察してみてください。
そして、内面にあるもの、感情や思考、観念と現実に起こっていることの関連性を探ってみましょう。
自分にとって少し刺激のある現実と内面にあるものを探るとわかりやすいでしょう。
怒りが爆発した時、ものすごく嫌な出来事、何度も繰り返されていること、大喜びしたこと、目標を達成した、欲しいものを手に入れた時など。
ポジティブなこと、ネガティブなことどちらでもいいでしょう。
気になる出来事が起きた時
・これは私のなにが現実になったものだろう?
・どの感情がこのような現実にしたんだろう?
・どの思考(考え)がこのような現実にしたんだろう?
・どんな概念や思い込みがこのような現実にしたんだろう?
このようなことを自分に問いかけてみるといいでしょう。
この時、他の誰かのせいにするのではなく、自分の内面にあるものを探ります。
あなたがいつもイライラしていて、「あれも気に入らない」「これも気に入らない」と小さなことにも腹を立てていたとします。
つまり、怒っている「怒り」の感情がたくさんあるわけです。
その場合、あなたの現実には『気に入らない』出来事が起こり、あなたは『イライラ』したり『怒ったり』することになります。
これを少し掘り下げていくと「気に入らない」というキーワードがあります。
この中には「思い通りにならない」「思い通りにしたい」「コントロール」「支配」「あるがままに受け取れない」「あるがままに認められない」「欲しいものが手に入らない」「愛の欠乏」というようなものが隠されています。
あなたの内面にある「思い通りにならない」という思いが、思い通りにならない現実を作り、「気に入らない!」とイライラし、怒ってばかりの現実を作ります。
内面にあることが見事に現実になっていることに気がつけば、あなたが変えるのは現実の世界ではなく、内面にあるものを変えることだと気がつきます。
あなたにとって都合の悪い現実は、あなたの意志で変えていくことができます。
そのためには、『この現実を作りあげているのは自分の内面にあるなにか!?』に気が付かなければなりません。
あなたがなんらかの成果や欲しいものを手にした時、確かに努力や行動をしたことで結果を手にしています。
偶然にも求めていたことがぽろっと手元にやってくることもあります。
同じように内面にあるものを観察してみましょう。
・これは私のなにが現実になったものだろう?
・どの感情がこのような現実にしたんだろう?
・どの思考(考え)がこのような現実にしたんだろう?
・どんな概念や思い込みがこのような現実にしたんだろう?
このようなことを自分に問いかけてみます。
「根拠のない自信があった」「絶対手に入る気がしたんだよね」「できると思ってた」「楽しくて夢中だった」「喜ばれると思ってた」「信じてた」というような確信のようなものを持っている場合が多いです。
イメージやビジョンを明確に持てて、それを計画的に進めたかもしれません。
その時、どんな気持ちだったでしょう?どのように考えていたでしょう?
進めていくどこかで「できそうだ」「できる」「もう少しだ」「なんとかしよう」「なんとかなる」という思いが強くなっていったはずです。
楽しでやっているうちに、どんどん人が集まって、大きくなっていったということもあるでしょう。
あなたの「楽しい」が次々と楽しいことを現実にしたんです。
あなたが願っている現実を作るには、どんな内面である必要があるでしょう?
あなたがポジティブな現実を作っている時に、どんな感情、どんな思考、どんな概念を持っているかがわかっていれば、都合の悪い現実を変えるときのヒントになります。
「できない」という気持ちを「できる」という気持ちに変える。
「イライラ」を「優しさ」に変える。
シンプルですよね。
まずは、内面にあるものに気がつき、それと現実との関連性を見つけてください。
これが見つけられると、あなたの人生を変えていくことがとても簡単になっていきます。
RIRI