「歴史ある修道院だったアルベルゲ」サンティアゴ巡礼[北の道]33日目

今日は、アルベルゲで朝食のコーヒーだけお願いしてあった。
周辺になにもないし、山道が続くのでカフェもすぐには見つからないだろうから。
アルベルゲの朝食の時間は、私のいつもの出発時間よりも遅いけれど、宿泊予定の場所は98人ほどの大きなアルベルゲだし、距離も短いので時間を気にする必要はなさそう。
コーヒーを飲んで出発。
歩いている途中で小腹が空いてきて、バックパックにあるピーチをかじる。
いい感じに熟してて、これ以上ほっといたら危険だった〜(笑)
カフェがなかったり、疲れた時のエネルギー補給用とバックパックにいろいろ食べ物を入れているが、これらもそろそろ整理していかなきゃ。
これが結構溜まっていくんだよね。

ちょうど街に入ってすぐのところに、ツアーインフォメーションがあった。
明日15日のサンティアゴ行きのバスについて聞いてみるが、「その日はバスはないよ。フェステバルだからね。」とサラッとお答えが。 
エヴリーナ、マノロ、メルセデス、そしてオヘリも明日サンティアゴに到着すると連絡をもらっていたので、会いに行けるなら行きたかった。
でも、バスがないってことは、私は私の巡礼を続けろ!ってことなんだね。
はじめての巡礼じゃないので、フライングでサンティアゴに一度行くのもありだったけど、やっぱりなんか違うって感覚も正直あった。
これで私のスケジュールも決まってきた。
ワープした1日、観光を忘れた1日があって、サンティアゴまでの日にちが余っていた。
明日から毎日ショートコースでまったり進むか!

Sabrado dos Monxesは、大きな教会と修道院だったところで、その一部をリフォームしてアルベルゲになっている。
巡礼前から気になっていた場所。
基本的に小さな町にポツンとあるような小さなアルベルゲが好き。
98人もの大きなアルベルゲは、人、人、人、ペリグリーノが溢れかえっているから落ち着かない。
だけど、このような歴史ある建物に泊まれる機会は滅多にない。
しかも教会に。
アルベルゲの設備は、正直どこも大差はない。
教会が運営しているアルベルゲから感じるのは、質素な雰囲気と静寂。
教会内の装飾とは違い、生活するようなスペースはとても質素な作りになっている。
その空間に存在している瞬間、過去世に戻ったような、映画の世界に入ったような、なんだか修行をはじめた修道女になったような気持ちになる。
建物を歩いている瞬間、神の使いとして歩いているような。
なんだか不思議な感じがする。
このような貴重な体験も、巡礼をしているからできること。

A Poxica – Sobrado dos Monxes 15.22km
Sibradi dis Monxes Pilgrims Hostel 8€
27768歩

Buen Camino!!
RIRI

関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023

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