アルベルゲで、今日のプランを聞かれる。
今日はSan Juan de Ortegaにステイすると伝えると、もっと歩こう!と行ってくる。
30キロ!30キロ!と。
いや、キミは若いし、体力あって強靱んの足を持っているから余裕だろうが、私はたまったものじゃない。
あまりにしつこく、30キロ!30キロ!と言われるから、私のプランはこれ!とハッキリ伝える。
あんたは若いけど、私はいい年なんだよ!ってことも(笑)
私は、自分が気持ちよく歩ける距離、立ち寄りたい町までの日割りなども計算して、組み立てている。
もちろんペリグリーノ仲間が情報を教えてくれるので、いいものがあれば取り入れてプランを練り直したり柔軟に対応している。
しっくり感をとても大事にしてて、神が導く場所にはなんとも言えないベスト感があるから。
人に流されて変えていたら、私のカミーノではなくなってしまう。
そこに関しては、結構シビアかも。
一緒に出発したけど、ものすごい速さで視界から消えさる。
私は、早くゴールすることが今回の目的ではない!と何度も自分に言い聞かす。
ロリに断ったことが正しいことの承認欲求。
この感情と格闘しながら歩き、山の頂上でバナナを食べエネルギー補給と休憩していたら、消えたはずのロリが後ろからやって来た!
爆笑。
なんで私の後から来るの!?
昨日、キャスティーンとなぜカミーノ に来たのか?を話した。
キャスティーンは、27才と23才の息子がいて、子育てからの休息に来たんだって。
自分の時間を持ちに。
私は、理由を話す準備なんてできてなかった。
全てが上手くいかないこの全てを捨てたかったのだ。
この道で。
カミーノを知った10年前も、今も。
だから、ここからは私の足で歩かないと。
ロリに頼っていてはダメ。
コーヒーも頼めるし、野菜の買い方も、スーパーへの行き方も1人で出来るようになった。
ロリのありがたきサポートに感謝。
時々会うインドの女神。
裸足で巡礼をしている。
彼女を見る度に、初期の頃の巡礼の姿が目に浮かぶ。
きっと、藁草履や素足でカミーノを歩いていたのだろう。
私の最初の巡礼の記憶もちらちらする。
彼女の歩く姿は、多くの人の心を揺さぶり、なにか懐かしい記憶を蘇られているに違いない。
女神のペリグリーノだ。
町に着いたらフェスティバル中。
300メートルくらいしかない町なのに、どこからか人が湧いて出てきてる。
バルの前の大量なビールの空き瓶。
生歌に踊る町の人々。
シエスタになったら、ピタッと終わり誰も居なくなる。
すげーなシエスタ!
静まりかえった広場で書き物していると、
ペリグリーノみんなに声かけながらキム登場!
まるで優勝したスポーツ選手のように。
大歓声(?)の中、キムのインタビューを。
「いやー。今日は、全部歩ききったよ!オレは見事にやりきった!はじめての完歩さ。この素晴らしき栄光に祝福を!!バックサービス使ったけどね」
と韓国語で素晴らしき自分アピールしながら、目の前のアルベルゲへ向かう。
書き物がひと段落し、アルベルゲに戻ると受付けの人を困らせているキム!
爆笑
どうしたの?って聞くと、wifiが繋がらないんだと。
設定の仕方を教えたのに繋がらないのは知らんわーって、受付の人も困り果てている。
なんせ、キムは英語を話してるつもりだけど、英語はWi-Fi だけで、あと韓国語だもん。
おまけにスペイン語しか話せない受付の人に。
私がキムのiPadをポチって押したら繋がった。
サンキュー!サンキュー!
キムご機嫌。
受付の人はせーせーした顔してる。
マジウケる。キム最高!
久しぶりのメヌー9€。
給食のような、、、やつよ。コレ。
私の昨日のペンネの方が100倍美味しい!と嘆きながら食べるブヨブヨのペンネ。
くーーーー!
美味しいメヌーはどこだー!
硬いパンをコンコンとノックしてみてダメだこりゃ。
Buen Camino!!
旅の記録
Belorado 〜 San Juan de Ortega 23.91km
アルベルゲ:Monastery San Juan de Ortega Pilgrims Hostel 10€
ヘルスケア:39907歩 24.5km 37階
Buen Camino!!
RIRI
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023