朝、アルベルゲの部屋から満月を見る。
明け方の満月も美しい。
満月ってことは夏至も近いってことだ。
満月の中を歩いたら神秘的だろうなぁと想像していたけど、出発準備が終わる頃には日が昇っていた。
少し歩くとドネーションカフェがあった。
とてもセンスのある空間にマントラミュージックが流れていた。
久しぶりに聴くマントラが落ち着く。
美しいマントラミュージックだったので、曲名とアーティストを教えてもらった。
彼のおすすめのマントラミュージックもいくつかプラスして。
手作りの家で、好きな音楽を聴いて、旅人と触れ合う日々。
のびのび生きる幸せそうな彼を見ていると、生き方のお手本になる。
私に足りないものを触れさせてもらった感じ。
名残惜しいが、まだ朝一のカフェだから旅立たねば。
歩くこと、歩くこと、やっとの思いでたどり着いた町。
カフェらしき前でキョロキョロしていたら、おいで、おいでと招かれる。
コーヒーを貰い、これ食べる?これ食べる?とあれこれ出されるんだけど、、、。
どうなってる?ここは。
聞いてみると全部ドネーションだから!って。
久しぶりに遊びに来た孫にあれこれお菓子を出すおじいちゃんのように、私たちペリグリーノを招いてくれる。
なんなんだ!このとんでもない奉仕精神は!
ここを出たら大きな街だったので、SIMが売ってないか探すが携帯ショップすらなし。
このくらいの規模の街でないとなると、サンティアゴまで手に入らなそうな予感。
歩こう。
パカパカパカ。
振り返ると馬に乗ったペリグリーノが!
馬に感激していたら馬に触らせてくれ、飴までくれた。
馬に乗ることへの憧れが強まっていく。
実は、巡礼の道のりに馬に乗れる区間がある。
そろそろその辺りに近づいてきているんだけど、何か情報はないかと歩いている。
ペリグリーノ達も馬に乗る乗らないの話しをしている気配もないし。
海外のガイドブックに載っていそうもない。
う〜ん。
とりあえず馬に乗れる町は分かっているから、行ってみるしかないって歩いていたら、あった!!これだ!
木に張り紙が。
大切な情報は、とりあえず写真を撮っておくべし。
Vega de Valcarceの町に着いてアルベルゲを探していると、いつもの顔馴染みがBARで飲んでいた。
いつも彼らが飲んでいる最中に私が登場するなぁ(笑)
アルベルゲどこにしたの?って聞かれたので、アプリを見せると、ここイマイチだったよ。ほらって二人で覗く。
5€だから文句は言えないんだけどね。
カナディアンボーイが借りた部屋が凄くいい部屋なんだって〜。
見てきなよ!ってカナディアンボーイが部屋の鍵を貸してくれる。
うわ〜〜〜〜!!
久しぶりに見るプライベートルームに感激し、綺麗な部屋にも感激し、二人で大興奮。
ツインルームならまだ部屋があるっていうから「シェアしよ!」って即決。
ベッドがふかふか〜、インテリアも綺麗で最高!
そのままの流れで旅仲間7人でディナーに。
私は明日馬に乗るって話をしたら、イングランドファミリーのママが大興奮。
私も馬に乗る!!って張り切りはじめ、予約してるの?って聞かれたので、してない!って答えたら私がするから馬乗る人〜って点呼(笑)
イングランドママが、何十回も馬の話しをあれこれしているから大爆笑。
旦那さんには、キミが教えたからこうなったんだからね!(いつものことだけど)って(笑)
私の分も予約してもらって本当にありがたきサポート。
なんだか楽しい旅になってきたよ。
明日、馬の所に集合ってことで解散。
Buen Camino!!
旅の記録
Cacabelos 〜 Vega de Valcarce 25.34km
アルベルゲ:Las Rocas Hostel 20€
ヘルスケア:42421歩 27.4km 12階
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023