静かな時間を過ごしたい私に天国のようなアルベルゲ – カミーノ30日目

アルベルゲを出てすぐにLeeと再会。
Leeとはアストルガで1杯飲んだのと、馬の前日に一緒にディナーをした。
ロリと別れてから、いろんな人と関わるようになり友達が増えた。
Leeもそのひとりだ。
終わるべき時に終わらせられず、ズルズル続けていた私の悪い癖。
これがどのように自分にストレスを与え、あらゆる現実がストップし、新しい出会いや喜びが入ってこれなくしていたのがよくわかる。
ロリが嫌いになったわけではない。
ただ、私と彼との旅は終わっただけ。
無駄に伸ばした代償として、ものすごいストレスで、しばらく会いたくないレベルになっているんだけど。
別れてから「いまどこ?」ってきたメッセンジャーを英語が読めないふりした罪悪感も時々やってくる。
完全に切り替えられず、感情レベルで引きずっている自分にも苛立つ。

朝からLeeが笑わせてくれる。
昨日、アルベルゲに着いたらバックパックが届いてなくて、あれこれ問い合わせし大騒ぎになり、どうやら少し先の町のカフェまで間違えて運ばれてしまっていたんだって。
そこまでタクシーで取りに行って戻ってきたら20€もかかったそうな。
この道、昨日も通った!って。
とんだ災難だね!ってゲラゲラ笑って歩いていたら、イケメンコリアンボーイに出会う。
早速Leeのバックバック話しがはじまる。
先輩の話しを優しく聞いてあげるイケメン、その隣で韓国語なんてわかんないけどゲラゲラ笑ってる私。
私だったら明日通りがけにピックアップするわ!って言いそう。
「ここだよ!ここ!」
Leeが昨日取りに行ったカフェを発見して悪態ついてる。
マジウケる。
「記念に写真撮っとこう!」ってしっかり写真撮ってLeeのカミーノ伝説最高の1枚となった。

カツカツカツ。
川のせせらぎ、鳥の鳴き声、風に揺れる葉っぱなどの自然の音の中にノイズを入れる。
カツカツカツ。
アスファルトの道だともっと大きなノイズになる。
自然との繋がりをカツカツカツといちいちカットする。
カツカツカツ。
だんだんイライラしてくる。
こんなに平らな道でウォーキングポールを使う必要ある?
あなたには自然の音色が聞こえてないの?
そんなに音を立てるほどの力がいるの?
一日中カツカツカツって音と一緒にいて耳に残らない?
自然との繋がりを楽しんでいる最中に、この音がやってくるとイライラする。
特に今日はイライラが増す。
先急いで、ゴールすることが目的になってしまっている人ほど、ウォーキングポールをカツカツ音立てて歩いている。
カミーノの道を楽しんでいる人と歩いているだけの人では、ポールの使い方が違うのだ。
かれこれ1時間くらいこの音を聞いただろうか?
もう我慢できない!
音が聞こえなくなる距離を開けるしかない。

一気に巡礼者が増えると言われているサリアの町。
サリアからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでが114キロほどになる。
巡礼証明書を貰う100キロコースのペリグリーノがここから歩き始める。
このサリアに宿泊したら、多くの人と同じメジャープランでサンティアゴ・デ・コンポステーラまで向かうことになる。
ということは、人、人、人。
ここのところ、私はひとりの時間を好んでいた。
旅が終わりに差し掛かっているのもあり、その欲求はどんどん強くなり、町よりもど田舎の小さなアルベルゲに泊まりたい。
そのためには、ポイントの町より1つか2つ先の町まで行くことだ。
賭けもある。
小さな町には1つしかアルベルゲがない場合が多い。
ベッド数も少ない。
ここのアルベルゲがFullだったら次の町まで歩くしかない。
次の町にアルベルゲがあればいいのだが。
何キロでも歩けるパワフルウーマンじゃないから、プランも慎重に練らなければならない。
サリアから5キロほど歩く次の村のアルベルゲに決めた。
が、ここがFullだったら地獄の8キロが待っている。

サリア町の入り口あたりで、昨日一緒に歩いたヒゲモジャくんとお友達にバッタリ会う。
どこまで行くの?って聞いたら、私より先まで進むらしいのでもう会うことがなさそう。
せっかくできた新しい旅仲間ともうお別れ。
ちょっと寂しい。
ヒゲ触らせてもらっとけばよかった(笑)

一緒に歩いたり、離れたりしていたLeeとコリアンボーイとランチを食べてお別れを。
Leeは肩の調子が悪いらしく、プライベートルームにしてゆっくり休むそうな。
サンティアゴに着く日にちは同じだろうから再会できるかな。

なにやら門の向こうの方に建物が見える。
アルベルゲの名前と同じ表札があるのだが、庭が広すぎて民家か、アルベルゲかもわからない。
とりあえず行ってみると私が探していたアルベルゲだった。
ここには、村どころか、隣の家もない。数キロ先まで何もない。
大自然の中にポツンとある贅沢すぎるアルベルゲ。
wifiはあるけど今日は繋がらないのよね〜、私も繋がるのを待ってるのよ〜とよくあることのような口ぶりの管理人さん。
神様がくれた夢のような場所と時間。
携帯じゃなく、ノートを持って広い庭を散歩する。
日記をまとめたり、チャネリングの時間にしようと思ったけど、なんだか繋がる気が起こらず、ただただこの庭で過ごす。
今回の旅は、毎日歩いて、ヒーリングとメッセージをアップして、あとはのんびりするだけでいいんだろう。
まだやらなきゃ、もっとやらなきゃ、あれができていない、これができてないって考えてしまい自分を苦しめてきた。
ずっとだ。
その思考がストレスを作り、抱え込んだストレスを洗い流すのに時間がかかり、結局なにもできなくなる悪循環。
カミーノの中でこの悪循環がなくなってきた。
強烈な渦が少しずつ少しずつ緩まり流れが変わってきた。

ペリグリーノメヌーで奇跡的なラタトゥイユライス。
私、共依存親子、永遠とおしゃべりしてるマダム3人組、優しいおじいちゃんの7人の夜。
なんだこの組み合わせは!?
ディナー後すぐにベッドに入った私たち数名のために、マダム達がヒソヒソ声でおしゃべりしてくれているんだけど。
そっちの方が耳について寝れないでいたら、マダム達も我慢できなくて外でおしゃべりはじめてくれたよ。
す〜〜〜っと喋り続けているマダム達よ。
Buen Camino!!

旅の記録
Samos 〜 Leiman 22.71km
アルベルゲ:Molino de Marzán Hostel 10€
ヘルスケア:40438km 26.5km 41階

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