私たちの助けを求めているインナーチャイルドは、過去の経験の中で傷ついたり、我慢をしたり、諦めてしまったり、拗ねていたりしています。
初めて出会うインナーチャイルドの中には、なにも話してくれず、心を開いてくれない場合があります。
拗ねてしまったインナーチャイルド、諦めてしまったインナーチャイルドは、何度も会いに行き、少しずつ仲良くなる必要があるかもしれません。
会話ができても、そっけない返事だったり、なかなか会話が弾まなかったり、何を話したらいいのかわからなかったりするかもしれません。
インナーチャイルドの状態によって、臨機応変に対応をしてあげなければなりませんが、まず、最初に取り組むことは、インナーチャイルドと仲良くなることです。
お友達のように心を開いて話ができなければ、インナーチャイルドの本音を知ることができません。
その子がどんな悩みを抱えているのか、なぜ、そのような状態でそこにいるのか、本当は何を求めているのか、インナーチャイルドを癒してあげるためには、心を開いてもらい、少し深い会話ができるようにならなければなりません。
そのために、インナーチャイルドと仲良くなっていく。
では、どうやってインナーチャイルドと仲良くなったらいいのだろうか?
まずは、会いにいくことです。
1〜2回会いに行って終わりではなく、しばらく定期的に会いに行ってあげて下さい。
インナーチャイルドは、傷ついたままの状態で置き去りにされた、忘れ去られた、そのまま放って置かれた子どもです。
助けて欲しくてSOSを何度も出していたけれど、長い間誰も助けに来てくれなかった状態です。
その子からすると、たまたま1回会いにきただけでは、「またすぐ来なくなる」「また無視される」「どうせ助けてくれない」という感じで、信頼してくれない可能性がとても高いです。
その子と仲良くなり、信頼してもらうためには、何度も会いに行き、『もう見捨てないよ!』『本当に助けたいんだ!』『仲良くなりたいんだ』という証明をしていく必要があるでしょう。
インナーチャイルドとお話ができなくとも、あなたが会いに行き、声をかけるだけで大丈夫です。
隣に座っているだけでも、ハグをしてあげるだけでも、インナーチャイルドは、あなたが会いにきてくれていることはちゃんとわかっています。
それを繰り返してみて下さい。
そして、仲良くなるポイントは、インナーチャイルドはあなた自身だということです。
いじけかたも、拗ねかたも、腹の立て方も、許さない!と意地を張るやり方も、まるであなたとそっくりだということです。
自分だったら、どんな扱いをしてもらったら心を許そうと思うのか、どんな声をかけてくれたら、どんなことをしてくれたら仲良くなろうと思うのか。
あなたがしてもらいたいことをインナーチャイルドにしてあげて下さい。
また、子どものインナーチャイルドは、とても敏感だということも知っておいて下さい。
子どもは、大人の言葉の裏にあるエネルギーをちゃんと読み取っています。
口先だけだったり、思ってもいないことを言ったり、とりあえず褒めたりしても、インナーチャイルドは、それをすぐに見抜きますので、インナーチャイルドによっては関係が悪化してしまいます。
仲良くならなきゃ!と焦らず、誠実にインナーチャイルドと向き合ってあげて下さい。
インナーチャイルドに会うたびに、愛のこもったお花をあげてみましょう!
あなたがあげたい!と思うギフトをあげるのもいいのですが、愛のこもったお花をあげるのはとても効果的です。
純粋な愛のギフトは、インナーチャイルドの心をほぐし、喜びを与えてくれます。
仲良くなりたくて、あれこれギフトをあげたとしても、それがわざとらしければ、インナーチャイルドはすぐに見抜き、あなたへ不信感を抱いてしまいます。
それを防ぐために、愛をこめてお花を1輪あげてみてください。
愛は万物です。
インナーチャイルドが求めているものに変容してくれます。
RIRI