癒しには、自分と向き合う勇気が必要

自分を癒す時、自分と向き合う必要があります。
自分と向き合うことができなければ、あなたに本当の癒しは起こりません。
なぜなら、自分で自分のことを見ることをせず、どうやって自分の問題に気がつくのでしょうか?
誰かに言われたからといって、自分がそう思ってもいない、自分に見えていないことを、どうやって納得するのでしょうか?
自分自身で、自分の問題に納得すること(受け入れること)で、ようやく癒しのステップを進めます。

最初は、自分で気がつくというよりは、何かがうまくいかず、友達や上司、パートナーなどからアドバイスをもらったり、注意される感じが多いでしょう。
喧嘩した時に「こういうところが悪い!」「こういうところを直せ!」「こういうところが嫌い」という言葉を浴びせられることがあるはずです。
このような相手の言葉の中に、実は、あなたの癒すべきことが含まれています。
そして、何度も同じようなトラブルが続くと、人は気がつきます。
自分にある問題に。
この時に、自分にある問題を受け入れられる人、受け入れられない人(人のせいにしている人)がいます。
受け入れられた人は、次のステップにすすみ、受け入れられない人は、同じ状況が続きます。

受け入れられた人の次のステップが、『自分と向き合うこと』です。
自分にどんな癖があるのか、自分のどんな言葉や行動が相手を不快にしているのか、自分はどんな考えをしているのか、自分はどのように問題を捉えているのか、自分はどんな気持ちだったのか、本当に求めているものはなんなのか。
客観的に自分をみることをしていきます。
良い悪いや常識非常識ということを傍に置き、自分を見ていきます。
ただただ、あるがままの今の自分を見ればいいのですが、多くの人が自分を見ることを嫌がったり、怖がったりします。

自分が向き合わなければならない問題を見るのには、やはり勇気が必要です。
深い傷であったり、思い出したくもない過去、精神的に辛すぎることと向き合う時、時間が必要な場合がほとんどです。
状況によりますが、数日から数ヶ月で向き合える時もあれば、数ヶ月から数年必要な時だってあります。
自分と向き合うことをせず、何年も、何十年も放置してしまっている人だっています。
自分と向き合うのにも、エネルギーを使いますし、自分を客観的にみる強さが必要です。
グラウンディングが弱く、自分軸が保てないままでは、自分を客観的に見ることはなかなかできません。
ストレスやイライラを抱え、疲れ切っていれば、自分を見るどころではありません。
被害者意識ばかり、嘆いてばかり、泣いてばかりでも、自分を冷静に見ることはできないでしょう。

もし、自分と向き合うことができなければ、その1歩手前の問題から扱う必要があります。
もしかしたら、2歩3歩手前かもしれません。
手前にあるステップから取り組むことによって、あなたの大きな問題に向き合う勇気が湧いてきます。

自分と向き合えない = あなたはその問題を癒す準備ができていないということです。
そのような時は、癒す準備をひとつひとつしていけばいいだけのことです。
あなたの準備が整えば、自分と向き合うことができるようになり、あなたを悩ませている問題を癒すことができます。

自分と向き合うこと。
自分で自分を見るだけです。
自分を恐れるほど、あなたは恐ろしい人なのでしょうか?
本当はなにも怖いことはありません。
なぜなら、自分なんですから。

RIRI

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