「自己受容」
簡単なようで難しいのが「自己受容」
私が「自己受容」というものに出会ったのは、自分を癒すためのミステリースクール「ドルフィンスターテンプル」に通っていた頃で、いつもいつも「自分を愛しなさい」とメッセージをもらっていました。
自分を生ゴミのような存在、クズだ、無価値だと信じ込んでいた私に、とんでもない課題がやってきたのです。
自分を愛するってどういうこと?どうしたらいいの?という私が、まず取り組んだのが、「あるがままの自分を受け入れる」こと。
つまり、「自己受容」でした。
自分を受け入れられていないのに、自分を愛せるわけがないんです。
いっきに自分の全てを受け入れるなんて到底無理です。
嫌いな私の方が大半でしたし、まぁこの辺りなら好きになっても良いかなぁと言っていたくらいですから。
そんな私が、まぁ好きになってもいいかなぁという部分から受け入れることにしました。
そして、だんだんと受け入れることができたことから、愛せるようになってきました。
とは言え、自分を受け入れるためにやらなければならなかったことがありました。
それが、「自己否定」「低い自己価値」「否定的な考え」の解除の連続でした。
両親のどちらの家系にも「なんでも否定する」パターンを持っていたので、全てを否定的に捉えるパターンが刷り込まれて育っていました。
おかげさまで、あらゆるものを否定する癖があり、それを解除しなければ、なかなかポジティブに捉えられなかったんです。
(ネガティブなパターンを解除し、ポジティブなパターンへ変えるのは、スピリチュアル個人セッションで行っています)
ひたすら否定的なパターンを解除し、ポジティブなパターンへ変えていったら、自分を受け入れられるようになっていたんです。
はじめは、簡単なもの、受け入れやすいものからはじめました。
次に、受け入れられないから人生苦労しているものを積極的に変えることをしました。
ここに少しコツがありました。
受け入れられない自分をまず受け入れてあげるということです。
無理やり変えようとすると、自分がそれを拒否するんです。
「自分を受け入れてほしい」という本能があって、それが今の自分、「あるがままの自分」を受け入れて欲しいと。
それを受け入れてあげないと「ほら、また私を受け入れてくれない」と。
散々、自分を受け入れてもらえなかった経験(自分、両親、友達、学校、職場などの人間関係も含め)、自分すらも自分を受け入れてこなかったことに、インナーチャイルドや自分自身が怒ったり、拗ねたりするんです。
しかし、あるがままの自分を「そうだね」「そうなんだ」とただただ受け入れてあげると、心を開き、歩み寄ってくれるようになるんです。
人は、受け入れてくれる人に本音や本当の自分をさらけ出そうとします。
その状態を自分にあげる。
そのために、自分を受け入れるということがとても重要なポイントになります。
ポジティブな自分を受け入れること。
比較的受け入れやすいことなんですが、日本人は苦手です。
私は、これをあまり美徳意識と思えないのですが、日本人独特の謙虚さがあります。
あなたの目はとても綺麗ですよね!いえ、そんなことありませんよ。私なんて。
お料理上手ですね!いえ、私なんて大したことありませんよ。
というように、自分の素晴らしいところを否定してしまいます。
そのため、「私は料理上手で、素晴らしい主婦です」と受け入れられません。
(心の中で思っていても、口で否定している人のエネルギーはねじ曲がっています。)
普段から謙虚な人ほど、ポジティブな自分を受け入れることが苦手かもしれません。
ネガティブな自分を受け入れること。
ネガティブ好きな人は、ネガティブな自分を受け入れやすいです。
逆にポジティブシンキングで、自分大好きな人は、自分のネガティブな要素を受け入れられません。(そもそも見もしない、見ようともしない傾向が高い)
私ってこういうことが苦手、つい怒っちゃう、あ〜また失敗したというような自分をそのまま受け入れる。
自分を幼稚園児くらいの子どもだと思ってやると受け入れやすいのですが、「あ〜失敗しちゃったね、大丈夫だよ」「そりゃ、怒っちゃうよ」「それが苦手でもいいよ」という感じに。
コツは、アドバイスをしないことです。
ただただ「それでいいよ」「そうだね」「そうなんだ」と言ってあげることです。
だんだんと「それでいいんだ」って気持ちが入ってきます。
どれからでもいいんです。
ポジティブなことから受け入れやすい人もいれば、ネガティブなことから受け入れやすい人もいます。
少しずつ、ひとかけらずつでいいんです。
「これでいっか」「こんなんでもいいかも」「これもよし」って。
自己受容ができると、自己愛ができるようになります。
自己受容ができると、他者受容ができるになります。
RIRI