今日も朝からひとりで出発。
昨日、今日とペリグリーノの顔ぶれが変わってきた。
ビルバオで終わる人、ビルバオから歩き出す人で入れ替わりがあるからだろう。
それにしても、一緒にスタートした人たちが全くいない。
ちょっと寂しいような、不安な気持ちもありつつ、これも巡礼。
アナから独り立ちして、自分でなんとかやっていかなきゃ!
フランス人の道の時もそんなタイミングがあったなぁと懐かしい気持ちになった。
朝早くから歩くからか、歩いている時にペリグリーノに会うことが少なく、ひとり贅沢な時間を過ごす。
景色を楽しむ時もあれば、写真を撮ったり、動画を撮ったりもするが、ただただ呼吸をしながら綺麗な空気をいっぱい吸いながら歩くだけで、心も体も満足している。
何か特別なことを考えていることもない。
本当にただただ今を生き、今を歩いている。
後ろからクロードがやって来た。
ヘアピン登山のキツい日に会って、一緒に歩いたことがある。
私も彼もゆっくりペースで歩き、無理のない距離を歩く。
カタコトの英語で会話をしながら、クロードと楽しい時間を過ごしながら、次の町の入り口へ。
そこにはおしゃれなカフェがあり、数名のペリグリーノがすでにコーヒーを飲んで、サンドイッチを食べている。
あれもこれも食べたいピンチョスが並んでいる。
フランス人の道には、こんなおしゃれで美味しそうなカフェはなかった。
北の道だからこそ楽しめるカフェ巡り。
ボリューミーだなぁと思っても、美味しくてペロッと食べてしまう。
サクッとサンドイッチを平げたクロードは、先に歩き出す。
お互い自分のペースを大事にする。
合わせなくていいのがカミーノのいいところ。
早く出発し、ショートコースだったので、早くもアルベルゲに到着。
まぁ、1、2時間待っていればいいや!とアルベルゲの前のベンチに座っていたら、入っていいよと歓迎してくれた。
宿泊、夕食、朝食すべてドネーションのアルベルゲ。
みんなで食卓を囲みパエリアを食べ、ワインを飲み会話を楽しむ。
ペリグリーノらしい1日の終わり。
Portugalet – Onton 18.57km
Tu camino Hostel. Donation
30859歩
Buen Camino!!
RIRI
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023