早朝から出発する必要がないけれど、朝早くに起きてしまうのでゆっくり準備をする。
準備をしているペリグリーノたちに声をかけて歩いているおじいちゃんがいる。
信者さんなのか、教会関係者なのかわからないけれど、私にも話しかけてくれた。
私が日本人だと知ると広島の原爆の話しを始めた。
スペイン語なので、詳しい話はわからなかったが、戦争の悲しい話しをしていたのは確かだった。
あれ?今日って原爆の日だった?ん?もう過ぎてるよな・・・。
ヨーロッパ圏はyahooニュースが見れないし、巡礼のことで必死すぎてすっかり忘れていた。
今日は終戦記念日だった。
それをスペインのおじいちゃんの話しで思い出すことに。
日本は戦争をしない選択をしたおかげで平和な日々が続いている。
戦争がどんなに残酷なことなのか世界中の人が知っているのに、今も戦争をしている国がある。
その戦争が世界中になんらかの影響を与えている。
考えさせられる。
今日も先着順のアルベルゲに泊まろうと思っていたが、また町と1kmほど離れたところにあって、今度は近くにカフェすらない。
10kmの道だから、途中でガッツリ休憩しながらゆっくり歩いてきたが、それでも2時間ほどオープンを待たなければならない。
2時間もあるなら、重たいバックパック背負ってでも町に買い物に行こう。
スーパーで夕食と明日の朝食を買い込んでからアルベルゲのオープン待ちをしようと歩き出した。
しかし、スーパーが見つからない。
地図にあるスーパーは閉まっているし、スーパーを探して町の終わりまで来てしまった。
もう離れたところのアルベルゲまで戻る気がなくなり、この町の他のアルベルゲに変更することにした。
私の大好きな小さなアルベルゲで、シングルベッドをキープ。
サンティアゴのフェスティバルに合わせて歩いている人が多いのか、ペリグリーノもほとんど見かけなかった。
確かに、ここから2日でサンティアゴまで歩けるからなぁ。
それを、私はフランス人の道と合流する遠回りをして、明日は思い出のアルベルゲに泊まる予定。
毎日毎日、今日こそはゆっくり日記を書いてBlogをアップしよう!って意気込んでいるけど。
巡礼の蓄積された疲れからか、ぼ〜っと思考が働かず進まない。
ぼ〜っとなにもしないことができなかった私にとて、ぼ〜っと休めるようになったのだから必要なんだろうね。
思考を止めて、今に生きることが。
Sobrado dos Monxes – Boimort 11.7km
Alberge Hostel Casa de Gandara 15€
22282歩
Buen Camino!!
RIRI
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023