私は、癒しとは『愛に還ること』とよく言っています。
いつの間にか、癒しブームが来て、「癒されたい〜」「癒される〜」「癒し系」って言葉を使うようになりました。
癒されたと感じている時、何が起こっているのか!?
癒しは目に見えるものではなく、私たちの気持ち、感情から出てくる。
例えば、ホッとしたとか。
仕事や疲れから解放された後とか。
マッサージやエステ、ジムなどで。
人の優しさや愛に触れた時とか。
心が気持ちがいい、安らぐ、穏やかな、リラックスしたような時に出てくる言葉じゃないかなぁと思います。
ストレス社会と呼ばれるようになり、私たちの生活のあらゆるところにストレスが付き物になってしまいました。
疲れやストレス、苛立ち、不快感、分離、勝負、病気など、愛ではない状態を作り出す環境がいっぱいあります。
仕事で疲れても、愛の状態にすぐに戻れるなら、ストレスがたまらないのだけど。
いつの間にか、愛の状態へ戻ることすら困難になってしまいました。
だから、本能的に「癒し」を求めるようになったのかもしれません。
魂が愛を必要として。
愛の状態へ戻りたくて。
マッサージなどなんらかの方法で、愛ではない状態から、愛の状態へ変容が起こった時、癒されたと感じます。
その変容が大きいと深く癒されたと感じるし、自分にとって重要な事柄だと、それも深く癒されたと感じます。
癒しがその場限りのものもあれば、継続するものもあれば、長年の問題から解放され、その問題から無縁になるほどの癒しもあります。
私たちは、本当にたくさんの愛の状態だった。
赤ちゃんや子供をみれば、たくさんの愛を持っているのがわかる。
学校、社会、仕事、人間関係、様々なところで、愛ではない状態へ、愛ではない状態が慢性的な状態へ変わってしまった。
少しずつ、少しずつ。
人は本能的に愛を求める。
なので、所々で、愛の状態へ戻そうとする。
それが追いつかないと心や体が参ってしまう。
愛だった自分から、愛ではない自分になり、再び愛だった自分に。
喧嘩して家を飛び出した子供が家に帰って来るように。
愛へ帰って来る。愛へ帰って来るプロセスを「癒し」という。
だから、私は、『癒しとは、愛へ還ること』とよく言っています。