愛の法則である「与えることは受け取ること」
自分が他の人に与えていることは、同時に、自分がそれを受け取っている。
この愛の法則のベースになっているのは、内面にある満ち溢れる愛、なくなることのない愛です。
見返りを求めずに、無条件に愛を与える時、内面の愛が溢れ出し、外へ外へと広がり大きな愛になります。
愛を与えている瞬間に、愛を受け取っているので、無条件に愛を与えている人はどんどん愛に満ち溢れていきます。
誰かから愛を貰おう、貰おうとしなくても、無条件に愛を与えることができれば、あなたは無条件に愛を与えるたびに、愛を受け取ることができます。
しかも、あなたが与えた愛が、もっともっと大きな愛となって受け取ります。
これが、見返りを求めて愛を与えると、あなたが求めた見返りが返ってこないことに傷ついてしまいます。
このような見返りが欲しいと伝えているわけではありませんので、相手はなにを求められているのかわかるかけがありません。
それを「空気を読んで」「そのくらいわかるでしょ」「愛しているなら」と言いますが無理な要求です。
あなたが求めている見返りが、あなたの都合よくコロコロ変わるようであれば、相手はあなたの要望に応えられることはほとんどないでしょう。
条件付きの愛を与えた時、条件付きの愛を受け取っていますが、その条件に見合っていなければ、虚しさ、空虚感が広がるだけで、自分が求めている形で返ってこなかったことにも傷ついてしまいます。
あなたは、いつも無条件の愛を与えることができているでしょうか。
パートナー、大好きな人、家族や友達に対してどうでしょうか。
日常生活の中で、自分は他の人に対して、無条件に愛を与えているのかを観察てみてください。
自分がパートナーにどのように愛を与えているのか。
自分が家族にどのように愛を与えているのか。
私たちは、与える人によってすんなり愛を与えることもあれば、条件付き、与えたくないと思うこともあります。
自分がどのように愛を与えているのかがわかれば、自分が受け取っているものが見えてきます。
もし、自分が愛を受け取っていないと感じるなら、あなたの愛の与え方を見直さなければなりません。
無条件に愛を与えることがわからない！ということはとてもよくあります。
私たちはいつの間にか条件付きの愛ばかりになってしまっており、無条件に愛を与えること忘れてしまっています。
他にも、愛を与えることに怖れを感じる、愛を与えれば傷つくだけ、愛を与えても損すると考えてしまう「欠乏意識」に慣れすぎてしまっている人もいるでしょう。
例えば、「愛を与えても愛を貰えない、だから、愛をもらえる保証がなければ与えても損するだけ。」
愛を与えたら自分からその分の愛がなくなってしまうと潜在的に思っているので、愛を与えたら、自分から愛がなくなってしまう。
だから、見返りがないと、保証がなければ、愛を与えたら自分だけ愛がなくなってしまい、損してしまう、失ってしまうという感覚になっているかもしれません。
自分が与えたものは、自分自身に与えていると思えないので、愛を誰かから貰おう、貰おうと、愛をくれる人を探します。
愛がもらえるなら愛そう、愛がもらえるなら愛を与えよう、愛を証明してくれたら愛そうとしますが、これは、愛が貰えないサイクルをぐるぐるまわるだけです。
自分が愛を与えていないわけですから、愛を貰えるわけがありません。
さらに、愛が貰えても、あなたが愛を与えてしまえば、自分から愛がなくなってしまい、再び愛が欲しい状態に戻ってしまいます。
このサイクルから抜け出すには、愛の法則に戻らなければなりません。
無条件に愛を与えることからはじめます。
実際に、パートナー、好きな人、家族、友達に無条件の愛を与えてみてください。
そうすれば、自分が無条件の愛を与えられるのかがわかります。
無条件の愛を与えようとする時に、どんな思考や感情が湧いてくるのでしょう。
あなたが無条件に愛を与え、その時に愛や喜び、心が広がるような感覚があるのなら、あなたは無条件に愛を与え、その瞬間に無条件の愛を受け取っているので、愛や喜び、心地よさ、心が広がるような気持ちのいい感覚を味わっています。
これが、自分が与えたものは、自分自身に与えている、与えた瞬間にすでに受け取っているということです。
この法則をマスターしていくためには、生活の中で、何度も無条件に与える練習をし、その度に、内面を観察していくことです。
できないこと、そう思えないこと、ブロックに気がついたら、それを手放し、再び生活の中で無条件に愛を与えて、内面を観察する。
何度も、何度も繰り返しながら、マスターしていきましょう。
RIRI
