地獄の山をバスでワープし、次に待っている地獄の長距離コースの半分を歩くのが今日の予定。
アルベルゲも予約してあるので、とにかく到着できればいい。
朝からバス停を探し、なんとかバスに乗り込み、降りた所でバスを乗り換え Markinaに到着。
何人もの通りがかりの人に聞きながらの移動。
巡礼路にある街の人は親切な人が多い。
嫌な顔ひとつせず、わかるように説明してくれる。
本当にありがたい。
Markinaに着いて早々に目の前のカフェに。
ゆっくりと朝のコーヒーを飲んで、心と体を整えて出発よ。
ワープしたからって足は痛い。
この町から出発したペリグリーノたちはもういない。
きっと遥か彼方を歩いている。
誰もいない静かな道を、晴れた心で歩いているので、足取りが軽やか。
気持ちが前向きなだけで、足の痛みを忘れる瞬間が何度もある。
ネガティブな時は痛みが消えることなんてないのに。
気持ちってやっぱり大事だね。
そんな中、人って超えられない問題、不可能確定、大きすぎる山にぶつかると、希望を見出せず絶望するんだなってよくわかった。
なんとか超えられそう、望みがある!って思える難関であれば、そこに光を感じ頑張れるんだと。
だから、大きな夢や目標を掲げる時、同時に、乗り越えられる目標に区切っていく大切さに納得。
夢は大きければいいわけじゃない。
大きすぎて到底乗り越えられないと心が判断すると、夢がストレスになる。
どんなにポジティブに捉えようとしても、心が無理と叫ぶんだなぁ。
うまい具合に乗り越えられる、ちょっとハードルが高めくらいがいい。
今回の私みたいに、別の方法で問題を乗り越えるのもありよね。
真っ向勝負ばかりがいいわけじゃない。
バスを使おうが、taxiを使おうが、全部歩こうが、それがその人の巡礼であればいいのだから。
だから巡礼が好き。
いろんな自分をよし!これも私!これも私の巡礼!って思えるから。
Deba – Markina 23.65km Bus
Markina – Mendata 17.59km
Andiketxe Hostel 15€
33315歩
Buen Camino!!
RIRI
関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023