言葉にできない不甲斐ない自分と共に – カミーノ16日目

子供が書いたような雲が空に浮かぶ。
雲を見ているだけで童話の世界に入っていくみたいでなんだか幸せ。
何もない道を歩くだけなのに、カミーノの道のりは幸福感をくれ、どこかに置き忘れてきた子供心を取り戻させてくれる。
カミーノ を歩きながら気がついたことがある。
本当にこの地球は美しく、素晴らしいものは特別なところだけにあるのでなく、どこにでもあるのだと。
自然が作り上げた美しさ、人間が作り上げた美しさ、どちらにも美がある。

サクラと再会!
久しぶりに日本語でおしゃべりができて嬉しい。
サイラはスペインの世話好きおじさんに可愛がられ、毎日、ここの町のこのアルベルゲって指定されてそこまで頑張る日々なんだって。
大学には行ってないと話すと、高校卒業してカミーノしてるんだ!偉いぞ!と勘違いされてるらしい。
ウケる。
私もすっごい若い子の扱いをされているんだけど、年齢聞かれないからそれを楽しんでる。
聞かれたら正直に答えているけど、滅多に聞かれない。
まだ2回しか聞かれてないかな。
年齢詐欺師の話で盛り上がっていたら次の町へ到着。
休憩に立ち寄ったカフェの扉の張り紙がツボ。
かわいすぎる。

スペインの太陽のおかげでどんどん黒くなってきた。
これ以上顔が黒くなりたくな〜い!ってことでカミーノ帽子を買う。
明日から、カミーノ帽子が私の顔を守ってくれるはず。

Carrión de los Condes Pilgrims Hostel
Carrión de los Condes Pilgrims Hostel

教会のアルベルゲ。
シスターたちの優しさがたまらない。
質素な彼女たちがとっても美しく見える。
夕方にシスター達の音楽会がはじまる。
みんな一緒に歌っているので、おなじみの曲っぽいのを演奏してくれているんだけど、1曲くらいしか耳にしたことがなかった。
素朴で心温まるこういう時間が心地いい。
のは、演奏中だけで、ひとりひとり自己紹介とカミーノに関して話すのがはじまった。
英語を話せないから、こりゃヤバイ!と隠れていたんだけど見つかって、日本語で少しだけ話した。
自分の言葉でカミーノに来た理由をちゃんと話せない自分がいる。
語学ができたら、これを話す機会がたくさんあって、その度に苦しくて泣いていたのかも。
話せないことが私に時間をくれ、自分の中でゆっくり対処させてくれているんだろう。
だからこそ、自分の魂と一緒に、自分の時間をたくさん持つ旅をしなければ。
美しきシスター達の愛に包まれながら、
Buen Camino!!

旅の記録
Frómista 〜 Carrión de los Condes 18.88km
アルベルゲ:Carrión de los Condes Pilgrims Hostel 5€
ヘルスケア:31836歩 19.9km 4階

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