癒しのプロセスは、まるで玉ねぎの皮を1枚1枚剥くように、1つ癒して、またその内側にあるものを1つ癒す。
それを繰り返しながら傷を癒し、本来の自分を輝かせていく。
自分を本格的に癒している人は、このことがとてもよく理解できると思います。
苦痛なことやもう必要のないことに長い時間をかける必要はありませんが、癒しに必要な時間をかけてあげる必要はあります。
その時間を自分に与えられる人は、癒しのプロセスがとても順調に進んでいきます。
早く癒そうと焦ったり、知識や頭だけで癒しをすすめてしまうと、なかなかうまく癒しが起こりません。
長い間拗らせていたような、幼少期からの問題には、十分に癒しの時間を与えてあげることが必要です。
まさに、それらを癒すために生まれてきているのですから、癒すために十分な時間をつかってあげましょう。
癒しは、玉ねぎの皮のように、一番上の皮を1枚剥く、つまり、一番上にある問題をひとつ癒す。
1枚皮を剥くことで、次の1枚が現れる、つまり、1つ癒すことで、次の癒しが現れる。
1枚、また1枚、つまり、1つ癒して、また1つ癒す。
それを繰り返していくと、あなたの問題の原点となる核に到達します。
問題によっては、最初の1枚目にあるかもしれませんし、3枚目にあるかもしれません。
10枚目にあるものだってあります。
それがどこにあるのか?何枚目にあるのか?ということを探るより、1枚1枚取り組んでいくこと。
1枚1枚取り組んでいけば、必ず、問題の核となっている部分にたどり着きます。
その核がどこにあるか?知っていても、癒しに取り組んでいなければ、そこに到達することはありません。
目の前のことが1つでもわかっているのなら、あなたはいつでも癒しに取り組むことができます。
わかっている1点から、玉ねぎを剥き始めればいいんです。
中心部分から玉ねぎを剥こうとしてもうまくいきません。
3枚目だけ剥こうとしても不可能です。
いくら癒しが必要だからといって、都合のいいところだけ剥こうとしても玉ねぎはきれいに剥けません。
今、あなたが気がついている、見えている、一番手前にあること。
そこから取り組んでいくことで、あなたはひとつひとつ癒し、ひとつひとつ本来の自分を取り戻していきます。
癒しとは終わりのないプロセスです。
なぜなら、愛へと還っていく旅だからです。
RIRI