「夏休みが歩くだけで終わってしまう!嘆く中学生」サンティアゴ巡礼[北の道]28日目

今日は山越えだから朝早くから歩こう!と静かにベッドから起きると、ファミリーたちも起き出してきた。
私の支度ができた頃には、ファミリーたちも全員揃っていた。
相変わらずちびっこ達は元気よく歩き出し、どんどん進んでいく。
その中でひとりだけ私と同じペースで歩くポーランドの男の子がいた。
昨日、カードマジックを披露してくれ、日本のアニメが大好きでいろいろ話しかけてくれる。
そんな彼の悩みは「もう歩きたくない!カミーノなんて嫌だ!」ってこと。
だよね。
中学生が夏休みの旅行で、毎日朝早くから起きて、何もない道を何十キロも歩いて、何もない小さな町にたどり着く日々。
そりゃ嘆くよね。
大人の私たちは、何もないことの素晴らしさを体験しにやってきて、シンプルなサイクルに戻り自分を取り戻す。
歩きながらいつの間にか瞑想していて、目の前に広がる自然が心を浄化してくれ、自然がくれる豊かさに感謝をする。
きっと疲れ切った大人達だからこそ、ただただ歩くこの旅の素晴らしさを感じるのかもしれない。
歩いているのは大人ばかりで、同じ年頃の友達ができるわけでもないし、遊びたい年頃に朝から歩く旅をしていたら嫌になるよね。
歩きたくないネガティブ全開の彼だけど、ポーランド語と英語が話せて、私にいろいろ話しかけてくれる。
日本のアニメの話しがしたいんだろうね。
ワンピースは好きで漫画を買ってるから話せるけど、ナルトはキツい(涙)
キャラ3人くらいしかわからないもん。

こうしてファミリーと一緒に歩くことになり、自分の時間をたっぷり作ろう!計画は早くも終了。
ファミリー達の歩くペースは、私よりも少し早いけれど、子供達がいるので5kmほどで休憩をとりながら歩いている。
それが助かった。
わいわいと歩いているうちにあっという間に目的の町にたどり着き、ファミリーは予約しているアルベルゲに。
私はドネーションのアルベルゲに向かった。
アルベルゲはオープン前で、14時オープンだからその時間に来て!と追い返される。
カフェでビールとピンチョスを摘みながら時間を潰し、再びアルベルゲに行くと「フルだから!」
えーーー!?フルならさっき教えてよ!!って心で叫びながら、この町にある他のアルベルゲを探し。
無事にアルベルゲを見つけ、シャワーを浴びて町観光。
観光というより、中途半端につまんだピンチョスのおかげで夕飯どうしよう・・・とウロウロしていた時に、カフェに顔見知りのペリグリーノ発見。
明日のことで気になっていたことがあったので、聞いてみると・・・・「え〜〜〜!!!!」究極の選択が私たちを待っていた。

Vilela – Lourenza 21.09km
Pension Albergue O Pedregal 15€
37207歩

Buen Camino!!
RIRI

関連Blog:サンティアゴ巡礼について
サンティアゴ巡礼フランス人の道2019
サンティアゴ巡礼北の道2023

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